グッチ家の歴史と崩壊

大人気のイタリアンブランドGUCCI。今さらなんですが、ブランドGUCCIには、 創始者であるグッチオ・グッチ氏の血を継ぐ経営者がいないのはご存知ですよね?

GUCCIは1922年にグッチオ・グッチ氏がフィレンツェで、上層社会の人々に向けた高級な皮製の旅行カバンの店を 開店したのが始まり。後に、息子のアルド氏とルドルフォ氏によって世界的な名声を得る世界的なブランドとして 成長します。が、それぞれの息子達マウリツィオ、ジョルジオ、パオロ、ロベルトの代になり、GUCCIの経営権をめぐる 醜い血族争いが深刻化し、1986年の2代目グッチ、アルド氏の投獄スキャンダル、マウリツィオ氏が3代目グッチとして 就任したころから、崩壊の一途をたどります。アラブ資本への全株売却、3代目会長マウリツィオ氏の 夫人による銃殺。一方、グッチ家の手を離れたブランドGUCCIは、 おなじみトム・フォードを迎えファッション界に返り咲き、今のGUCCIと続いています。

ロベルト・グッチ氏のハウス・オブ・フローレンス

写真のタイトル
これぞ憧れのイタリアンオヤジ?!
ロベルト・グッチ氏
さて、そんな悲劇を背景にしたグッチ家の2代目アルド氏の息子の1人、ロベルト氏。NHKスペシャルで「 グッチ家・失われたブランド」で特集を組まれたことで、ご存知の方も多いのではと思います。 失われた家族のブランドを再建しようと、「Hause of Florence ハウス・オブ・フローレンス」を立ち上げた 健気なグッチオ・グッチのお孫さん。 一度、東京に店舗を進出しながらも、ポリシーは継いでいてもGUCCIの名のない高級バックは日本人に受け入れられず、 撤退を余儀なくされましたが、現在は「フィレンツェでしか買えない」貴重感が売りとなり、 実は、日本人旅行者の間でマニアな人気を博しています。

フィレンツェに今も息づくグッチ家の魂

写真のタイトル
メディチ一家の邸宅の一部を改装したショップ
中世時代の邸宅の一部を改装した店内で、お会いしたロベルト・グッチ氏は、 出で立ちも美しい紳士。「僕は世界中を見てまわったけれど、日本という国が一番美しいと思う」と、 社交の挨拶をいただいて、和やかにインタビューを受けてくださいました。

ロベルト・グッチ氏のハウス・オブ・フローレンスは、愛妻家のロベルト氏の奥様がデザインを担当し、 使いやすさと丈夫さ、エレガントさを兼ね備えたバッグと、27色もの色彩を使った華やかななスカーフが 特徴のブランドです。フィレンツェは、ロベルト氏が自分のルーツを感じ、そこで育んだ もの作りの精神が宿るところ。「フィレンツェの家」は、そんなロベルト氏の思いが随所に伝わってくる ブランドなのです。

人気の象シリーズ

写真のタイトル
日本人にも人気の象シリーズ
象を模った不思議なデザインのバックや小物立ち。「象は、とってもシンボリックな動物なんだ。 力や、成熟や、信頼をイメージさせるし、そして聖なる動物の代表でしょう?」 200~300ユーロ代が中心の象バック。フィレンツェマダム御用達の逸品を、次のイタリア旅行の際におひとつ、 いかがですか?ロベルト・グッチ氏もたまにお店にいらっしゃるそうで、運が良ければ会えるかも~?!

House of Florence ハウス・オブ・フローレンス
営:9:45~12:45、14:30~19:30
休:日
住:Via tornabuoni,6 プラダの斜め向かい
電:055-6505334

写真のタイトル
見詰め合うロベルト氏と岩田
【おまけ】 実は、某誌のインタビューでお会いしたロベルト・グッチ氏でしたが、とってもお茶目な紳士でした。 「一緒に写真撮ってもいいですか~?!」とお恥ずかしいながらもお願いすると、 「いいよ~、見詰め合ってるところにしよう!」とか言っちゃって。 NHKスペシャルを単行本化した「グッチ家・失われたブランド」を持ってきて、 「この企画はとってもよかった。僕はうれしかったんだよ。」と、 うれしそうにお話されていたのがとても印象的でした。


関連情報はこちらから
イタリアブランド小話 フェラガモのフェラガモ博物館
NEW!アウトレットでお買い物三昧
グッチ[From ブランド品リサイクル(ファション・ビューティー)]
GICCI公式サイト

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。