山下公園に面している横浜トリエンナーレのエントランス |
※この記事は2005年9月27日のプレスツアーでの取材をもとに作成したものです。通常時は、会場内は撮影禁止ですのでご注意ください。また、画像などの転載はご遠慮ください。
【INDEX】
P1……横浜トリエンナーレ2005の概要
P2……ガイドおすすめ体験できる作品
P3……ガイドおすすめ見て楽しむ作品、開催要項
今回は、展示作品を見るだけでなく、実際に制作過程を見ることができたり、参加することができたり、現代美術に親しみがなかった人でも楽しめるようなしかけになっています。
総合ディレクターとして横浜トリエンナーレの指揮をとるのは、日本を代表する美術家・川俣 正氏。「有名無名に関係なく、僕自身が見てみたい、紹介したいアーティストをピックアップしました。アジアを中心に、現代美術の動きを紹介したかったのです。また、今回のメインステージである倉庫・港・さん橋といったスペースをいかに活用するか、ということを意識しました」と語ってくれました。
延々と続くフラッグに期待が高まります。会場の倉庫まで入口から約700m! |
では、(現代美術にくわしくない)私が「これはイケてる!」と感じた作品をいくつかご紹介してみましょう。
ビールケースが巨大オブジェに
まずは、外のスペース「ハトバ」にある大きな作品『ライトハウス』(ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト)からご紹介します。ビールケースを積み上げて作られた作品で、中に入ることもできます。夜になるとライトアップされ、ランプシェードのように美しく輝くとのこと。また、この作家は、館内にも「スインガークラブ」という光るブランコも出展しています。このブランコは、「アートサーカス」というテーマを表現している作品のひとつでもあります。実際に乗ることができるので、こいでみてください。
ビールのケースを使った巨大オブジェ『ライトハウス』(ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト) |
次のページでは、「体験できる」作品をご紹介します!