東京の観光・旅行/東京関連情報

大学生の企画した遠足「麻布十番編」(2ページ目)

首都大学で、東京の遠足を企画する!と題してお話をしてきました。フレッシュな1年生が興味津々あるいた麻布十番レポートに、ちょいとプラスしてご案内。

執筆者:妹尾 みえ

 

若者にとっても(?)懐かしい街なみ



さて、麻布十番商店街へと繰り出した彼らが見たものは。

こんなレポートが届きました。

「歩いていて、とても落ち着きます。なんでだろうと思い、ひとつひとつのお店に目を向けると、そこにはシルバーとグレーに色が統一されたおしゃれな『サンクス』が!

サンクスといえば、赤・緑・白がトレードカラーのコンビニですが、麻布十番のサンクスはなぜかとってもおしゃれ。街並みにとってもマッチしています」

近くに六本木ヒルズができ、次々に地下鉄の駅が開通した麻布十番。
ともすれば、あっという間に流行の波に飲まれてしまう可能性も
ありました。しかし、地元の結束があり、
今の街並を守っている、という話を耳にしたことがあります。

なにしろ、この街、江戸時代の創業なんて珍しくない。
老舗っていえば、日本橋・浅草なんて思ってたらもったいない。
天明4年(1784)創業の『更科』(更科堀井永坂更科布屋太兵衛麻布永坂更科本店)、ざるの『中村屋』(嘉永 元年)、おなじみ『豆源』も慶応元年創業です。

ほかに陶器、玩具店なんかにも江戸時代から続いているお店があります。
なんか興味がわきませんか?

「およげたいやきくん」のモデルともなった『浪花屋総本店』も、1909年、明治時代に開店しました。今では、有名になりすぎて、たいやきを買うのに予約が必要なほど!

老舗の醸す落ち着きと、今このときの洗練さと。
どこか寡黙さを残す、街に流れる、やわらかな空気。
午後から、夕方にかけての彩りを変えていく麻布十番は特に好きです。


→ そして、彼らがディナーに選んだのは『紅虎餃子房』 でした

 

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