カツオにサバにマツタケ?! 中卸売場は、魚屋さんの路地がいくつもあるみたい。それぞれの筋の通りの両側に、お店が並んでいます。
水産物の取扱水量は、1日あたり105t(平成17年)と、東京都卸売市場の中では決して大きくはありませんが、魚をさばく姿をあちこちで目にすることができます。
青果市場とはまた違う迫力と緊張感がありますね。
この時期ならではの入荷は戻りカツオ。おいしそうなものばかりで、自ずと見学にも力が入ります。
・・・と、おおっ!なぜか、魚の間にこんなものが!
岩手産のマツタケであります。 一皿2.000円という文字が見えますね。
別棟でおこなわれる「花き」のセリは、青果や水産物とはまったく違う雰囲気。整然とデジタルパネルが並び、コンピュータによる<電子セリ>とも言える光景が繰り広げられます。
値段がつり上がっていくのではなく、下がっていく点も、青果・水産物とは対照的。参加者は、ここと思ったところでボタンを押して入札します。
場外はないけど、あります「味な店」
事務所棟2階には、パネルの並ぶ展示室があります。寄って、パンフレットをもらうといいでしょう(9時~16時)。置いてある 『グラフィック100万人の野菜図鑑』(野菜供給安定基金)は、ホントに無料?と思うくらい写真がキレイ。解説もわかりやすいです。※現在はもう置かれていません。
今回紹介しなかった「花き市場」は、道路を隔てた別棟になります。
青果棟→水産棟。関連棟も覗いて、さらに花き棟・・・となると
かなりの運動量。足元は慣れた靴で!
また築地の場外のようにはいきませんが、
事務棟の2階、花き棟2階、そして関連棟に
飲食店があります。
写真は、新鮮な海の味ならおまかせ!の「大松」。うに、いくら、まぐろを贅沢にのっけた「三花丼」(2.000円)は人気の一品。
関連棟にある老舗「富士軒食堂」の姉妹店。神田市場時代から100年以上、市場の食を支えてきたんだそうです。
関連棟には、泉麻人さんが“常識をくつがえす”と、絶賛してたイカフライの「三洋食堂」なんかもあります。
なにしろどこもボリューム満点なので、とてもハシゴとはいきませんが、
リピートの楽しみがふえちゃいますねぇ。
さらに。肉だっておいしい。
事務棟2階「しぜん館」では、すべて和豚もちぶたを使ってます。
箸でなんなく切れちゃう柔らかさ、そしてヘルシーさ。
写真の「だしカツ定食」にかかっているのは、
キュウリ、茄子、ミョウガなどを細かく刻んで醤油で和えたもの。
紹介しておいて申し訳ないのですが
夏野菜のため、9月末で終わりなんです。ごめんなさい!
でも、10月からはカキフライなども登場。
「特上!」を注文する声もあちこちから聞こえて、
みんな12時前からもりもり食べてました。
→さらにこの市場には、ホテルもあるんです!