いたばしで怪談噺に出会う

 東京にだってあるんです、大仏が。
 しかも奈良、鎌倉と並ぶ、三大仏のひとつだと言うじゃありませんか。
 そこで大仏見物&深まる秋を探しに、板橋の旅へとでかけてきました。

 

池袋から東武東上線の急行で10分。埼玉県との県境「成増(なります)」から、バスで10分あまりのところにある「乗蓮寺」をめざします。

    

  「赤塚8丁目」でバスをおりてまず驚いたのは、目の前に現れた記念碑。
「怪談 乳房榎」と書いてある。「牡丹灯籠」や「累ヶ淵」と並ぶ、三遊亭円朝の怪談噺の傑作です。
 なるほど噺に出てくる正介のふるさとは、赤塚村。その子孫であろうと言われる方も、近所にはお住まいだそうです。このあたりで語られていた昔話が江戸の講談師に伝わり、さらに円朝の耳に入ったのでは?と言われています。
  碑の立つ松月院は、宝歴4(1754)年に再建された本堂を伝える、立派なお寺でした。


 さてこの松月院から3~5分で、大仏のある「赤塚山 乗蓮寺」へ。3~5分と幅をもたせたのは、あたりが坂あり谷あり、の地形だから。
 お寺に到着してからも、さらに階段をあがります。
 なんたって、ここは「赤塚城 二の丸城趾跡」なのです。

 →と、やっと登り切った右手に見えたのは・・・・

    

 

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