寒い寒いといっても、暦の上では立春。近所の早咲きの白梅はそろそろ、ほころびはじめています。そこで、1月の終わりの日、2月8日からの「梅まつり」を控えた湯島天神に行ってみました。
最寄り駅は、地下鉄千代田線「湯島」駅。普段はあまりなじみの無い駅かもしれませんが、実はJR「御徒町」(おかちまち)駅や丸の内線の「本郷3丁目」からも500メートル圏内。御茶ノ水からも歩けない距離ではありません。これから桜の頃、初夏に向けては特に、とりわけ散策の楽しい界隈です。 ご存じのとおり、菅原道真公を祀ったこの神社は、合格祈願のメッカでもあります。しかし、それにしたって、まぁこの絵馬の数!しだれております。場所によっては龍のごとく、天に向けポールを昇っておりました。 人だかりのする社務所をのぞいてみました。“キティちゃん”のお守りだの、“ミニランドセル型”学業成就お守りだの、昔に比べたら色とりどり。しかし、湯島天神の定番といえば、「合格鉛筆」!でしょう。私の母も、高校受験のとき買ってきてくれました。当時は親心子知らず。なんとなくテレ臭くてあんまり使わなかったけど、考えてみたら、都内でもないのにわざわざ電車でお参りに来てくれたんですよね。 1月25日が初天神(鷽替えの神事)だったので、「木鷽(ウソ)」も売ってました。日頃ついついついてしまう嘘=ウソを“まこと”に替え、幸せを呼ぶのだそうです。そんなところから受験生にも人気があるみたいですね。
|