どんな時に雪崩は発生するのか
きちんと管理されていない雪山は危険がいっぱい。十分な装備もなしに入ることはゆるされません。 |
また、春先に起きやすい全層雪崩は気温が急激に上がった時などに多くみられ、山腹に積もった雪が地表面を残して、全てすべり落ちる現象で、過去に雪崩が発生していた斜面に発生したり、斜面に破断面などが発生しているなど、表層雪崩に比べると、被害を防ぎやすい雪崩といえるでしょう。
いずれにせよ、前出の事故はいうまでもなく「ルール破り」によって発生しています。ゲレンデ内での事故は数多くはありませんが「立入禁止」区域での雪崩はシーズン中は多くの場所で日常的に発生していると言ってもいいでしょう。知識のない人には一見、安全そうに見える場所でも、そこには必ず禁止の理由があるはずです。すべてのレジャーはルールを守ってこそ楽しめるもの。ぜひこれからゲレンデに遊びに行くときは以上の注意を守ってください。
【関連サイト】
国土交通省・雪崩の解説
日本雪崩ネットワーク
爆弾低気圧と雪崩