防災/防災関連情報

阪神淡路大震災に学ぶこと

阪神淡路大震災は、日本が初めて経験した首都圏における地震災害。そこには様々な学びのポイントがありました。大型震災の発生リスクは年々上がっています。ぜひチェックしてください。

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

災害の危機は語り継いでいくことが大切

マスク
震源地になった淡路島の断層付近では数mもの地層の移動が発生しました
1995年に起きた阪神淡路大震災。6400余名の死者は、関東大震災の10万人という規模に比べれば確かに少ないのかもしれませんが、実際にその現場に立った経験のある人間からすれば、史上最大規模の地震災害の経験であったことは間違いありません。

このことは震災経験のない人たちに語り継いでいく義務があると思いますが、近年メディアでの取り上げ方が縮小しているように思えるのが非常に残念です。地震災害の危機は「終わったこと」ではなく、今すぐそこに存在する「危機」であって、現在、大型震災の発生リスクは年々上がっていることをもう少しメディアは注目し、警告を発する必要があることを考えて欲しいものです。

ただでさえ日本人は災害の記憶について忘れがちです。少なくとも年に2回、9月の防災の日と1月のこの大災害のあった月には、気持ちをあらたに災害について家族で話し合う日があってもいいのではないでしょうか。

そして阪神淡路大震災においては、それまでの常識をくつがえす、様々な「想定外」の事象が発生したことが知られています。それはどのようなことだったのでしょうか。

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