このロボットは「レインボーファイブ」という愛称で呼ばれ、昭和61年から消防庁に導入され、災害現場で活躍しています。遠隔操作をすることにより災害現場などで消防隊員が直接危険にさらされることなく火点まで近づくことが出来、大量放水と泡放射をすることができます。
この無人走行放水車ロボットの活躍する場は、主として石油コンビナート、航空機、タンクローリー等の危険物火災、強い放射熱を発生する大規模火災、油脂火災及び爆発危険のある火災等、消防隊員が接近することが困難な大規模な災害です。
消防隊員が放水する際の放水量は毎分500リットルですが、無人走行放水車ロボットならば毎分5,000リットル。ほぼ10倍の消火力を誇ります。
油火災などでは、泡状の界面活性剤を使用して消火しますが、こちらは毎分3,000リットルの放射が可能です。