婚家で家政婦扱い、その理由
悲しい時も嬉しい時も分かち合ってきた |
夫の両親は漸く結婚を許してくれたのでした。そんな経緯があったせいか、義父母は孫は目の中に入れても痛くないといった様子で可愛がるのに、K子さんのことは嫁というより家政婦のような扱い。結婚してしばらくしてK子さんは、義父母には息子とどうしても結婚させたいと思っている相手がいたことを知り、冷たい態度の理由がわかったのでした。
プライドを捨て去り努力すれど―
義母はK子さんのやることなすこと気に入らない様子で「もう、あなたって人は……」が口癖。K子さんはこれまで親にも学校の先生にも会社の上司にも、自分の存在を徹底的に否定されたという経験がなかったので、大変なショックでした。それでも、至らない点を陰で他の誰かに愚痴るのではなく、面と向かってはっきり言ってくれるのは逆にありがたいこと、と思い直し何かを言われたら素直に謝り教えを乞うというスタイルで何とか婚家に馴染もうと努力を重ねてきました。
→唯一の味方だった夫までもが冷たくなり―