離婚/離婚を決意する前に

先手必勝!? 正しい離活の進め方(2ページ目)

離婚を決意したら、正しい離活の進め方を頭に入れて、少しでも有利な状況を生み出します。そうすることで、ベストな離婚を勝ち取ることができるのです。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

離活の進め方2:離婚事由を証明するための証拠集めをする

ヒモ
いつまで私のヒモ状態でいる気?
離活のスタート時、法定離婚事由にあてはまるのかどうか一応確認をしたら、次は離婚事由を証明するための証拠集めを開始します。DVなら医師の診断書、DVの際負ったケガの写真、DVが1回きりではなく繰り返されていたことが証明できるようにします。

不貞行為の場合も継続性が重要ですので、写真などの証拠は複数回分用意します。因みに不貞行為とは肉体関係を持つこと。なので、風俗通いはいくら「愛情はない。性的欲望のはけ口にすぎなかった」と言ったところで不貞行為に該当します。また、愛情はあっても肉体関係がなければ、不貞行為ということにはなりません。された側の感情的にはNGでも法的にはプラトニックラブはOKということになるわけですね。

悪意の遺棄や生活態度悪や金銭問題は?

悪意の遺棄の場合は、同居を拒否し別居となっている期間や、婚姻費用を負担しない、つまり家計費を入れない状況を証明していきます。1、2ヶ月ではまだ破綻しているとはいえないので、せめて数カ月から10カ月程度は継続していることが「破綻」と「回復の見込みなし」を訴えられる状態でしょう。

生活態度や金銭の問題についても継続性が問われます。定職につかない期間が長かったり、多額の借金を繰り返す、アルコールやギャンブルにのめりこみ生活費を入れない。これらにより生活は破綻しており、改めることなく、今後も回復の見込みがなければ、離婚は認められるでしょう。

→離活の進め方3:離婚条件について整理する
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