離婚条件交渉術はマイナス感情を封印すると成功する!
おまえにはつらい思いをさせて悪かったと思っている― |
そんな思いが強ければ強いほど「慰謝料はがっぽり取ってやる! そうじゃないと気が済まないっ」と、はらわたが煮えくり返っているかも知れません。そして大概の人が、そのまんまの感情を相手にぶつけてしまい玉砕してしまいます。
人間よほどの大人物か大金持ちでもない限り、これから別れていく相手には1円でも出したくないものなのです。そういうわけにもいかなければ、支払うけれどもその経費は最小限に抑えたいと考えます。そんなところへ憎悪の感情をぶちまけられた日には、相手はますます頑なになってしまうものなのです。
夫に離婚の責任がある場合、少しでも多く慰謝料を支払ってもらうには?
そこで、私がオススメするのが、直球ではなく変化球を投げてみることです。どういうことかといえば、相手を思い切り褒めて持ち上げて気分をよくさせた上で、金額交渉に入るのです。■離婚条件交渉術-慰謝料
OK「あなたのこと、本気で愛していたからこそつらかった。だからあんなにも責めてしまったの。ごめんなさい。私にも至らない点があったと思う。あなたは仕事もできるし、きっと今後ますます出世すると思うの。私は、あなたと別れた後、ひとりで生きていくのはとても不安だわ。だから慰謝料はどうか○○万円払ってください。お願いします」
NG「自分で何をしたか、わかってんでしょうね? あなたは○○行為という法律違反をしたのよ! 慰謝料はたっぷり支払ってもらいますからね。○○万円、出しなさいよ」
これまで相手にぶつけてきた恨み言は全部封印です。最後の最後は「この相手との結婚もいいときはあったのだ」と気持ちを切り替えて交渉するのです。
→少しでも多く養育費を支払ってもらいたいとき―