熟年離婚の条件は……「退職金を半分いただきたい」
入社直後、海外研修の大抜擢に戸惑いを隠せない…… |
幸太郎は、洋子に出て行かれ、それぞれに難しい問題を抱えた3人の子どもたちと向き合い、慣れない家事をこなすうちに、いかに妻がこれまで大変な思いをしてきたか、自分や子どもたちにとって、どんなに大切な必要な存在であったか、思い知ります。
しかし、たまたま訪れた幸太郎の実母喜久枝に別居が知れると、嫁と折り合いの悪かった喜久枝は大喜びでそこに居場所を見つけ居座ってしまいます。が、これまでの「幸太郎」の名前での送金や贈り物が、実は洋子の心遣いからだったことを知ると、山梨の自分の家へと帰って行きます。
そして結婚記念日。何とか両親の離婚を回避しようと子どもたちはパーティーを計画。しかし、幸太郎は「これからは母さんの好きなようにしてやりたいんだ。長い間、本当に世話になったな。感謝している」と言って離婚届に判を押して洋子に差し出しました。
離婚が成立すると、幸太郎には英会話講師の沙織が、洋子には同級生佐竹が、アプローチを開始しますが、二人とも戸惑うばかり。ここでそれぞれ問題を抱えた3人の子どもたちの案件が一気に解決・落着。
海外研修に行くか断るか迷っていた洋子は、突然「この家に戻ってきちゃいけないでしょうか?」と言い出します。しかし、幸太郎は「今さら後戻りは出来ない。チャンスを生かせ」と激励。お互いにそれぞれの道を歩き出しました。
洋子は自分の意志を貫いて離婚をしたのに、「戻りたい」発言をしたのが気になります。離婚を後悔していたのでしょうか。幸太郎にこの申し出を拒否された後の気持ちや本音ははっきり描かれておらず、わかりませんでした。仕事の面では佐竹のバックアップのお陰で活躍をしているという様子でしたが、不安と戸惑いの表情が多く、水を得た魚のようとは言えない?印象。
佐竹から愛の告白をされて「佐竹さんの気持ちには応えられない」と言ってのけた洋子。佐竹は「これと仕事とは別の話」とは言っていましたが、本当にそこまで器の大きい人間ならよいですが、もう一回くらい告白して洋子がなびかなかったら、いきなり左遷したり窓際に追いやったり解雇したり、小林工務店を切ったりしないでしょうね?
おっと、これはあくまでも架空の世界のお話なのでした。
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