今秋ドラマ最高視聴率の『熟年離婚』をこう観る!
強気な妻から、時に夫は逃げたくなる…… |
それにしても、男と女、夫と妻、それを包括する家族には、さまざまな難題が次から次へと湧いてきました。
では、早速このドラマ『熟年離婚』の主な登場人物について、ご覧になられていらっしゃらなかった方のためにも、まずは簡単にご紹介いたしましょう。
■豊原家の家族構成&関係+事情
・父親:幸太郎(60歳)……渡哲也
会社一筋の人生だったが、定年退職。購入した一戸建てのローンも終わり、3人の子どもたちも大学を卒業。再就職話も断り、今後は妻と趣味や旅行を楽しもうとしていたが……。
・母親:洋子(57歳)……松坂慶子
幸太郎とは見合い結婚。以来専業主婦でいわゆる良妻賢母タイプ。家庭を顧みない夫に対し積年の不満を募らせ、もっと自分らしさを生かして残りの人生を送りたいと、夫の定年退職を機に離婚を切り出す。
・長女:小林律子(34歳)……高島礼子
長女の夫:小林善三(42歳)……西村雅彦
娘:小林舞(8歳)……中津川南美
夫善三とともに経営する小林工務店を切り盛り。しかし、経営状態は悪化し倒産寸前。善三は当初律子の父親の退職金をアテにしていたが、母親の口添えで母親の同級生が経営する会社と取引ができるようになる。
・長男:俊介(26歳)……徳重聡
恋人:水谷聡美(32歳)……桜井幸子
息子:水谷健志(5歳)……萩原竜之介
司法試験合格を目指して、先輩の法律事務所でアルバイトをしながら勉強中。そこへ依頼人として訪れた聡美と恋に落ちる。彼女は離婚調停中だが、いずれは結婚をする決意。
・次女:みどり(23歳)……片瀬那奈
恋人:鮎川敦也(23歳)……渡邉邦門
みどりは、父親の親友の会社で働くOL。恋人でアマチュアミュージシャンの敦也のメジャーデビューを応援しているが、彼の子どもを妊娠する。しかし敦也からは「当分結婚はできない」と言われ、ひとりで産んで育てる決心をするが……。
どのカップルもそれぞれ問題を抱えており、ただただ平凡な幸せの中、ぬくぬくと暮らしている人物はひとりもいないのです……。この波乱づくめの豊原家のカップル。今回は長女律子・善三夫婦について、考えてみます。
→次ページへ続く~長女妻は世話焼き、仕切り屋、夫を尻に敷く?!