生活のことより夫の気持ちを察して
今、夫の居場所は 家庭しかない。だからこそ… |
夫…つまり男性がリストラという憂き目に遭う…まず一番考えて欲しいのは、本人にとって、それがどんなにつらいことか? ということです。妻の立場では、まず先に今後の生活の心配で頭がいっぱいになってしまい、どうしてうちがこんな目に遭わなくてはいけないの? と嘆きつい夫を責めてしまう…ということもあるかも知れません。しかし、これだけは決してやってはいけないことです。
夫は一家の主というプレッシャーを背負っている訳ですから、とにかく精神的にも追い詰められている状態になっている場合が多いでしょう。会社に拒否された挙句、家庭でも冷たくされたら…? 自分の居場所を完全に失くしてしまうも同然です。うつ病・自殺ということだって考えられなくもないのです。
夫を助け、支え、励ます
夫婦とは、こういう時こそ助け合わなくてはいけないのです。とにかく夫の支えになってください。励ましてあげてください。「あなたの実力がわからない会社なんて、こっちから縁切りよ。ゆっくり探しましょう。私だって働くわ」妻のこの一言で、どんなに夫は救われるでしょう? 生きる勇気、またイチからがんばろう! というチカラ、が湧いてくるでしょう。ただ、気をつけなくてはならないのが、夫婦の関係性において、亭主関白か女房を頼っている夫なのかどうか? ということ。女房を頼っている夫にはあれこれ言って励ますのは効果的ですが、亭主関白の夫にとっては女房に励まされることほどキツイことはないのです。
それでも夫が落ち込んでいたり、立ち直れないでいたら、夫を元気づけてくれそうな夫の友人・知人にお願いしてください。「飲みにでも誘ってあげてくださいませんか? 」「何かいい話があったらぜひともお声かけください。よろしくお願いします」。