イマドキ離婚事情~リタイア離婚! (3)

定年退職にリストラ…。妻がとうとうキレる時?!

 離婚・夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。今話題の離婚時の年金分割案が施行されるのはもう少し先の2007年。さて、この制度のおかげで、リタイア離婚が相当増えるのではないか? と予測されています。
 私の離婚相談でも、今更離婚しても生活が成り立たないことを理由に泣き寝入り、我慢の限界を超えていても更に我慢…という熟年妻が多くいました。だって、せっかく長年夫の世話をしてきて、「俺が食わせてやってんだ! 」ばりのいばりんぼうワガママ夫に耐えてきたのに、いくらもう我慢できないからといって、退職金受け取り前(約束をしておけば別です)、年金受給前・後に離婚してしまったら、その後の生活は体にムチ打ってパートの仕事を死ぬまで続けなくては生きていけないというような状況になってしまいます。
よほどの財力がある夫でないと、慰謝料・財産分与も一生困らない家も確保し、生活費も十分ということにはなりません。
妻たちは、亭主元気で留守がいい、つまりいくら夫がいやでも離婚を考えても、せめて夫が働いている時間だけは顔を合わせずに済むから耐えてこられた。でも、定年後は毎日一日中家にいる、顔を突き合わせて生活することになる、そのことにものすごい恐怖を抱くわけですね。
今までは、お昼なんて気楽に残り物や簡単なもので済ませたり、お友達と優雅なランチを楽しんでいたのに、夫がいるとなればしっかり一回の食事の用意をしなければならなくなる。確かにこれはきっと、結婚以来はじめてのものすごい生活の変化になるわけですから、退職日が迫れば動揺しますよね。
 夫とのそんな生活に耐えられるかしら? 離婚するとなれば、これまでの内助の功が認められて退職金の半分をもらうことは主張できる。でも住む家がなければ、退職金や財産分与でもらったお金だって、すぐになくなってしまうだろう…。
 やはり老後を生ききるには、夫の年金が要る! そうです。今離婚を考えている熟年妻は、画策した方が絶対得です。老齢基礎年金は月5,6万円、これでは苦しい! 年金分割案成立後の妻がもらえる平均値は11万5千円の見込み。離婚を早まるなかれ!!