離婚/離婚を決意する前に

性別役割分担拒否! 離婚(2ページ目)

現在は「男は仕事、女は家庭(家事・育児)」の時代から「男は仕事、女は仕事も家庭も」という時代に突入し、そこから更に現在は「女も男も仕事と家庭」という時代に移行する過渡期にあります。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

夫は褒めて育てる!

女性の社会進出が進んだ非常に現代らしい“性別役割分担拒否離婚”。つまりは女性も経済力があるわけですから、生活のパートナーとして合わない、やっていけないと思えば、我慢して一緒にいる意味がないということになるのですね。家事・育児の分担が不公平! と感じている有職主婦はかなりの割合でいます。

何せ統計調査でも日本人の夫は世界で断然トップで家事労働時間が短いという結果が出ているくらいですから。離婚というところまでいかないためにも、不満は溜めないでとにかく話し合いの機会を持つことが何より大事です。家事が全く出来ない、やる気のない夫を動かすのは大変なことかも知れませんが、子どもと同じで褒めて育てる方法でいきましょう。

Kさん夫婦のように、家事分担の不満などということから離婚問題に発展させないためにも、「私にもしものことがあった時のために、最低限のことは覚えていて欲しいの。これも妻の愛なのよ」と穏やかに愛をこめて楽しく家事を仕込みましょう。なんだか馬鹿馬鹿しいと思うかも知れませんが、夫のためでもあるし、自分のためでもあるし、子どものためにもなることで、日常生活のステップ・アップにもなるのです。

夫に頼むくらいなら自分でやった方が速い! とそこで手を出しては何にもなりません。大きな息子を持ったくらいの大らかな気持ちで性別役割分担の壁を壊し、「男も女も仕事と家庭」を実現すべく、思いやりを持って夫婦で協力すれば、互いによりよい生活のパートナーになれるはずです。

※みなさまからの“ひと言メッセージ”お待ちしています。「おもしろい」「まだまだ物足りない」「まったく意味がない」等、思ったことをひと言だけでも頂ければ幸いです!遠慮なくどうぞ。
divorce@im.allabout.co.jp
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