離婚/離婚を決意する前に

離婚を「事件」にしないために

今回は人生を前向きに生きようと選択する「離婚」を、「事件」にしないために。必要なことは、何なのか実際の事件を例に上げて考えていきたいと思います。

岡野 あつこ

岡野 あつこ

離婚 ガイド

夫婦問題を解決に導くライフアップカウンセラーのパイオニア。特に離婚問題においては28年間で35,000件以上の相談を手がけ、どうしたら幸せになれるか親身にアドバイス。的確で歯切れのよいコメントは、テレビ番組・ラジオ・講演などでも、多くの人の共感を得ている。元祖・離婚カウンセラー養成講座を開講中。

...続きを読む
離婚を「事件」にしないために

血なまぐさい犯罪の背景にあった、「離婚」の2文字をとらえ直して・・・
「別れ話のもつれによる殺人」「別居中の夫が」などという言葉は、やりきれないものです。人生を前向きに生きようと選択する「離婚」を、「事件」にしないために。必要なことは、何なのでしょうか。

「生き別れ」に思い残すことの、恐ろしさ

生きる権利を侵すことは、何者にも許されない
 
年間を通し、日本国内では様々な事件や犯罪が起こっていますが、中でも痛ましいのが、「妻が離婚を言い出して夫から暴行を受ける」あるいは、「離婚後、別居後の、夫側の恨みによる犯行」といったものです。人生を前向きに生きようと、勇気を持って選択した「離婚」で、かつての配偶者から命を奪われるようなことは、決して起こってはなりません。
 そこで「離婚がらみの犯罪」が何故起きるのか、そして、それはどうしたら防げるのかについて、ドメスティックバイオレンスの問題に取り組んでおられる小島妙子弁護士のお話を伺いながら、考えてみることにしました。

ワイドショーを賑わせる、夫婦の刀傷沙汰、その背景

1997年秋、国内で二つの事件が起こりました。どちらも未だ判決には至っていませんが、ここに、その概要を記すことにします。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます