セックスする、しないは夫が決めるもの?
セックスの内容だけでなく、性欲に関しても、夫婦間に誤解はあります。そして、そこからセックスレス夫婦になっていく例も多いのも現状です。そんな誤解の最たるものが、
★ 誤 解
女は男に比べて性欲はないもの。自分から求めると女としての価値が下がる。
これである。ひと昔前に比べれば、セックスに積極的な女性は増えてきたとは言われるが、やはり女性にとっては「セックスは、女性側が受け身であるべきもの」という感覚は根強いようです。
夫から求められれば応じなければならない、夫から愛撫されてはじめて快感を与えられる、それが女性にとってのセックスの「あるべき姿」といった思い込み。その思い込みに支配されている妻は、今でも少なくないようです。
だから、自分から夫にセックスを求めるときに屈辱感を感じたり、ましてや夫から拒否されようものなら「女の私が誘っているのに、断るなんて恥をかかされた」と頭に血がのぼるのです。しかし、その感覚は間違っていると荒川先生は指摘しています。
「女はセックスに受け身だなんて、そんなの嘘。もともと生命力の強い女性のほうが性欲は強いものだし、最近のように不況だ、リストラだ、という世の中では、外で働いている男性がストレスを抱えているから、性ホルモンも減退しているんです。
そうなると、夫から求めるよりも妻から求める頻度が高くなったとしても、なんの不思議もありません。ですから、妻からセックスを求めたり、夫からセックスを拒否されることで女としての価値が下がるなんて、怒ったり嘆いたりする必要はまったくないのです。
夫が仕事などで疲れているようで、セックスする気になれないようなら、ちょっと体をマッサージしてあげたり、オーラルセックスや女性上位など、男性があまり体力を使わずにすむ方法でのセックスを促してみるのもいいんじゃないでしょうか。
そうまでしてセックスしたがる妻なんて...とみじめに感じることなんてないんですよ。男性から求められたからセックスに応じた、という他人任せのセックスではなく、より快感を得られるようなセックスをすることも自分で選びとれる。それが成熟した大人の女性なのですから」
まとめ
今回は東京ヒューマニック研究所長 荒川旬美先生のご協力により上記の記事をご紹介させて頂きました。身近な存在である夫婦でも感じ方、考え方の相違があることを具体的に示して頂きました。まだまだパート2は次回のガイド記事・コラムに続きます。お楽しみに。
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