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こんなにあった!誤解の数々 夫婦間のセックス大誤解(2ページ目)

あなたのセックスに、大きな誤解がありませんか。性生活は、夫婦の信頼関係と密接にかかわっています。だからもう少し、セックスについて勉強してみませんか?

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

演技でごまかす妻 それに夫は気づいていない?しかし、「 私はいつも演技しているから、夫は私が満足していないことに気づいてすらいない」ことが、妻にとってまた不満だったりもするのだが...。

★ 誤 解
夫は、私が演技していることに気がついていない。

これも、荒川先生に言わせると大きな問題だということです。

 「だって、粘膜同士をくっつけて、呼吸を合わせるほどの密着した深い関係がセックスなんですよ。片方が本当には満足していない、演技していることに気がつかないはずはないでしょう。

『うちの妻は演技している』とは思っていなかったとしても、感じているフリをしている奥さんとのセックスは、夫にとってもつまらないはずです。だから、浮気してしまう、という人もいますよ。

感じている演技というのは、パターンがいつも決まりきってしまうでしょう。夫にとっても新しい発見や驚きがないんですよ。演技で夫をだまし通せていると思うのは、妻の思い込み、思い上がりなんですよね」


演技していることが相手にもわかっているのに、ずっと演技をし続けるなんてまさに徒労。同じ労力を使うなら、もっといいセックスをするための前向きな努力をしたほうが得策ではないでしょうか。

荒川先生は、セックスで満足したことがない、オーガズムを感じたことがないという女性に対しては、まずマスターベーションをして、自分の快感はどうすれば高まるのかを、自分が知ることを勧めるのだそうです。

 「性感は1人1人違いますからね。どこを刺激すれば自分はいちばん感じる、オーガズムに達する、ということを知れば、相手のあるセックスでも要求がしやすいでしょう。マスターベーションというと女性はしないもの、という偏見もあるけど、そんなこと全然ないんです。指を清潔にして、あまり変なものを挿入したりせずに、正しいやり方で行うマスターベーションは積極的にしたほうがいい。

ただし、中にはマスターベーションの時には足を伸ばして閉じた格好をしているために、セックスとなると感じることができない、という例もあります。できれば、正常位の形に足を開いたときの自分の性感を確認しておくといいですね。また逆に自分が感じやすい格好になれるように体位を工夫してもいい。オーガズムは夫から与えてもらうのをただ待つのではなく、自分から努力して得るものなのです」
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