こんな所で離婚相談できます(2ページ目)

●精神科医
夫からの暴力や暴言によって傷ついてしまった心や、疲弊してしまった精神を癒して欲しい、そんな時に頼りになるのが精神科医です。カウンセリングや薬による治療によりボロボロになった心に力を与えてくれます。また、カウンセリングを通じて、それまで気づかなかった、自分や夫（または妻）の心の問題が明らかになることもあります。

●弁護士
離婚を考えたときに生じるさまざまな問題、親権、財産分与、慰謝料、養育費。こういった問題は、素人ではなかなか解決できません。そんな時、力強い味方となるのが弁護士です。納得のいく離婚をするためには、弁護士のサポートは不可欠といえるでしょう。なお弁護士を探すには、相談所や弁護士会で情報を入手する方法が一般的です。

２）目的に合わせて相談先を選択

●気軽に利用したい無料の相談窓口
相談機関は、大きく「無料相談」と「有料相談」に分かれます。「無料相談」の中心は、各市区町村が設けている相談窓口です。こちらでは、区民相談、市民相談という形で、各種相談を行っていますが、家庭内のトラブル、悩みに関しては、家庭相談、人権身の上相談、女性相談といった窓口が担当しています。また法律に関しては、法律相談窓口がもうけられ、弁護士が相談にのってくれます。なお、これらの相談は、相談日が設定されていたり、予約が必要になったりするので、相談を希望する人は、各市区町村の相談窓口へ直接問い合わせてください。
電話による無料相談もあります。社会福祉法人による「いのちの電話」や、精神福祉センターの「こころの電話相談」などは、東京都をはじめ、各県や市ごとに相談を受け付けています。この他に、各種団体が開設しているホットラインや、電子メールによる相談などの中にも、無料で受け付けてくれるものもあります。
このような電話や電子メールによる相談は、夜間も行っているところが多く、相談者が思い立ったときにすぐ相談できるうえ、相手と顔を合わせず話ができるので、どちらかと言うと気軽に利用できます。「とにかく誰でもいいから話を聞いて欲しい」と考えている人は、ここから一歩を始めるのも良いかもしれません。
「無料相談」といっても、その内容はさまざまですが、どちらかというと、話を聞き、悩みを整理し、これに対する基本的な答えや情報を与えてくれるところが多いようです。ですから、そこに相談しただけでは、問題が解決しないこともあります。けれど、そこに相談したことで、次に、自分は何をすればいいのか、新たな相談者をどこに求めればいいのか、といったことが見えてきます。

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