昔から離婚原因でもっとも多いものは「性格の不一致」というものでした。
実は「性の不一致」だと解説する学者もいるくらいで、セックスの問題を抱えたご夫婦は本当に多いのです。
夫婦関係の基本的な要素に、共同の生活を行い、夫婦関係を持つこと、子供をもうけて育てる事といったことがあります。もちろん、セックスレスが夫婦にとってお互いが良いと考えられる場合には、それは何ら問題ありません。両者に不満がなければ、離婚の原因にもなりません。しかし、セックス自体は人間の基本的な要求のひとつでもありますから、それを持っているということは当然であり、それを実現するように努力する必要もあります。こうして、一方が求めるのに、他方が拒否しているというときに問題が生じてしまいます。
拒否しているものに対してセックスを強要することができません。かといってセックスを求めることを禁ずることもできないのです。では、セックスに関する問題にはどんなものがあるのでしょう。
たとえば、趣味の違いだけでなく、したいと思う回数や、体位の不満だとか、いろいろギャップはあるでしょう。でもどんなことでもそうですが、2人がそれぞれお互いを認め、尊重しあった上で、一歩ずつ歩み寄るしかないと思います。
その確認事項と提案を下記にご紹介しましょう。
1) セックスがありますか?
離婚話が出るような夫婦には、まずセックスがありません。逆に、どんなに夫が浮気をしていても、セックスさえあれば、まず大丈夫。セックスのあるうちは男は逃げていきません。「フスマと夫婦のケンカはハメりゃ直る」という名言(?)がありましたが、ケンカしたってセックスすれば見ずに流せるものですから。
「あまり好きそうな態度を見せてはいけない」なんて思ったら大きな間違いです。セックスがないから、あるいは満足できないから夫に逃げられるのです。
「セックスはあまり好きじゃない」なんて、恥ずべきこと。それぐらいの認識はもっていきたいものです。