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東丹沢の山あいに抱かれた隠れ宿でのんびり

本厚木駅からバスに揺られること約30分、東丹沢の山あいに佇む静かな温泉地・七沢温泉にやって来ました。七沢温泉にはかねてから一度訪ねてみたかった羨望の温泉宿がありました。強アルカリ泉が自慢の美肌の湯です。

前回ご紹介したノリタケ・スクエアで過ごしたあと、いよいよ待望の温泉宿へ向かいました。本厚木駅から七沢温泉行きのバスに乗ること約30分、七沢温泉バス停で下車。事前に連絡しておいたので、宿の方が迎えに来てくれていました。送迎バスに乗り換えて5分ほど揺られていると、本日の宿「元湯玉川館」に到着です。

外観
七沢温泉の「元湯玉川館」
こちらの宿は、都内から電車とバスを乗り継いで2時間弱というアクセスの良さもさることながら、美肌の湯としても知られています。私は以前、美容ライターの友人にこちらの温泉石けんを紹介してもらい、しばらく使っていたことがあるのですが、肌に透明感が生まれるというか、とにかく調子が良かったので、ずっと温泉に恋い焦がれていたのでした。

ラウンジ
「のらくろ」の直筆の絵が飾られているロビーラウンジ
さて、玄関を入ると、昔ながらの趣のある佇まいにホッと和みます。宿の創業は明治35年。玄関部分と大広間は町田や厚木の集落から古民家を移築したもので、築100年以上経つものだそうです。長い歴史のなかで、多くの文人墨客にも愛され、田河水泡は「のらくろ」を、山本周五郎は「金作行状記」を宿にこもって書き上げたそうです。
 
客室
萩の客室は二間続き
きしむ階段を昇り、2階の客室「萩」に通されました。障子の意匠などが凝っていて、往時の日本建築の素晴らしさが見て取れます。
 
景色
窓からの景色はこんな感じです
障子を開けると、色づき始めた木々が目の前に広がり、秋の深まりが肌で感じられました。

お着き菓子
お着き菓子はぷるぷるのわらび餅でした
仲居さんが運んでくれたお茶とわらび餅を味わって、少し部屋でのんびりしてから、1階の「カフェこもれび」に行ってみました。詳しくは次ページへ。

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