前回ご紹介した「ハラ ミュージアム アーク」(伊香保グリーン牧場)から路線バスで約5分、群馬が誇る名湯、伊香保温泉に到着します。今回は伊香保温泉にある、ひとり泊まりにオススメの宿をご紹介したいと思います。

万葉集にも詠まれた歴史のある温泉街をそぞろ歩く

外観
浴衣姿に下駄履きで散策してみたい
伊香保温泉は、古くは万葉集や古今集に詠まれた古湯。温泉街のシンボルである石段街を両脇には、土産店や飲食店、温泉宿が軒を連ねていて、旧き良き温泉情緒が感じられます。石段の下には、古くからある伊香保の源泉「黄金の湯」の源泉が流れ、小間口という引湯口から各宿へ分配されています。
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「石段の湯」はその名の通り、石段の脇にあります
今日宿泊するのは、石段街のすぐ脇にある「古久家」。チェックインにはまだ早いので、温泉街をふらっと散策してみることにしました。石段街の上がり口にあるのが町営「石段の湯」(入浴400円、9~21時、第2・4火曜定休)。男女別に石造りの大浴場があり、2階が休憩室になっていて日帰り利用にオススメです。
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「伊香保神社」の鳥居が見えてきました
石段のほぼ中央には小間口がガラス越しに見れる場所があります。この勢いよく流れる茶褐色の湯が、今日泊まる宿にも流れていくのだなぁ……と目の当たりにしました。石段を上り切ったところには「伊香保神社」があります。うっそうとした緑に包まれた神社には、温泉と医療の神が祀られているそうです。
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川のせせらぎも耳に優しく響きます
お参りをしてさらに歩くこと約10分、木々に覆われた緩やかな勾配の道の途中に、赤い欄干の橋が見えてきます。湯沢川に架かる「河原橋」です。瑞々しい緑に赤い色が鮮やかに映えてとてもきれいです。
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自由に源泉が口にできる「飲泉所」
橋からすぐのところには「飲泉所」があり、とうとうと流れ出る茶褐色の源泉を柄杓で汲んで、飲んでみました。かなり鉄味が強い印象ですが、胃腸に良いそうなので、たっぷりいただき、ふたたび石段街へと戻っていきました。
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スリル満点の「伊香保まつり」も、もうすぐ
この石段街では、毎年9/18~20に「伊香保まつり」が開催されます。伊香保神社の例大祭である9/19を中心にした3日間、本神輿や樽神輿が出ます。急な階段を神輿でもみ合いながら登る様は見応え充分。なかには思い余って転げ落ちてしまうこともあるという、スリル満点のお祭りです。

明治の文学者、徳富蘆花の命日が9/18のため、蘆花追悼のための蘆花祭、温泉に感謝する湯汲み神事、お祭り広場では輪踊りなどの演芸も行われます。ちょうどお祭りに合わせて、旅の予定を組み立ててみてもいいかもしれませんね。


そろそろチェックインの時間なので、今夜の宿泊先「古久家」へ参りたいと思います。詳しくは次ページへ。