ほんわかとした優しい作風に、いつの間にか癒される
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2004年にオープンした比較的新しい美術館。外にはテラス席もあります |
「ミュージアム・カフェ バナナムーン」は、「週刊新潮」の表紙絵を10年間描き続けてきた、成瀬政博氏の私設美術館。決して敷居の高い美術館ではなく、お茶を飲みに行く感覚で気軽に訪れることのできる「心地よさ」をテーマにした美術館です。こちらも先ほどご紹介した「安曇野美術館」同様、入館料にドリンク代が含まれているので、作品観賞後カフェスペースでお茶を楽しむことができます。
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白壁に展示されている表紙絵原画の数々 |
1階スペースでは、成瀬政博氏の「週間新潮」の表紙絵原画コレクションから、季節に合わせた作品が展示しています。作品の傍らには、雑誌のなかで実際に紹介されている「あとがき」が添えられていて、そちらを読みつつ作品を鑑賞すると、作品に対する作者の思いが伝わってきます。ほんわかしたなかに、ちょっとせつなさを感じるような作品を眺めていると、いつの間にか心癒され穏やか気持ちになれます。
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「MASARYO GRAPHIC展」は5/29までの開催 |
2階展示室では、月ごとに企画展が開催されています。現在は、「MASARYO GRAPHIC展」を開催中。MASARYOとは、成瀬政博氏と息子の遼氏のコラボレーションユニットのこと。線画とクレパスという2人の個性を掛け合わせた、新たな作品をここに観ることができます。
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特にポストカードの種類が豊富。お土産としても人気です |
2階にはショップスペースもあり、作品集のほか、約30種のポストカード、バッグやタオル、マウスパッドなど、さまざまなアイテムが販売されています。ポストカードが150円~と手頃なものからあるので、ちょっとしたお土産にもよさそうです。
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自然光が降り注ぐ、吹き抜けのカフェスペース |
ひと通り館内を見終わったら、1階のカフェスペースでお茶をいただくことに。コーヒーやハーブティー、りんごジュースやバナナジュースなど、約6種から好きなドリンクを楽しむことができます。お茶のお供に、平日なら抹茶のバターケーキ350円、土日、祝日ならバナナマフィン250円や麦こうせんのブッセ350円をオーダーすることもOK(内容は季節替わり)。窓越しの緑を眺めつつ、ゆったりとした時間が過ごせます。
「
ミュージアム・カフェ バナナムーン」
・住所:長野県安曇野市穂高有明3614-32
・地図:
Yahoo!地図情報・TEL:0263-83-8838
・営業時間:9:30~18:00
・定休日:水曜(祝祭日の場合は翌日)
・入館料:500円(ドリンク付き)
・交通:JR大糸線穂高駅から車で約10分
さらに山麓線を南下、山麓線から約700mほど山あいに入ったところにひっそりと立つ、セレクトショップへと向かいました。詳しくは
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