ストリーミング配信、ライブ配信に対応!
「Flash Media Server」は元々、Flashを通してシームレスに連携することで、動画チャットなど他のユーザとのコミュニケーションをメインとするものでしたが、前述の動画サイトの台頭により、動画配信サーバとしての機能が取りざたされることが多くなってきたものです。
こうした流れを受け、最新版では従来の機能を搭載した「Flash Media Interactive Server 3」と、ストリーミング配信に特化した「Flash Media Streaming Server 3」の二製品がラインナップされています。
また、「Flash Media Encoder 2」と組み合わせることでライブ配信に対応しました。
「Microsoft DirectShow」に対応した、キャプチャカードやビデオカメラを接続することでリアルタイムでインターネット上に生中継することができます。
これによってFLVは動画配信に必要な用件をすべて満たしたソリューションとなったと言ってよいでしょう。
こうした、非常にパワフルなFlash Media Serverですが、お値段もパワフルで一般ユーザでは手が届きにくいものです。
開発用として「Flash Media Development Server」が無償で提供されますので触ってみるのも良いかもしれません。
動画時代もFlashで!
正直私が5年前「Webで動画時代が来たら仕事なくなるな…」っと思っていた理由は、動画の配信がFlashを通して行われる日が来るとは思ってもいなかったからです。当時のインターネットはISDNが主流で、軽量でグラフィカルなFlashアニメーションは全盛期でした。光回線の普及が進んだ現在はFlashアニメーション以上に動画サイトをはじめとするインターフェイスの制作が主になってきています。
Flashアニメーションは手軽で、企業から見れば低予算で制作可能なものですが、残念ながら万能ではありません。ですが、Flashの中に動画といった更にリッチなコンテンツが組み込まれることで、不可能は可能になりました。
FLVというソリューションによって、10年は選手生命が伸びたんじゃないかなと思っています。