ごめん・なはり線の駅キャラクター
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土讃線の看板列車は特急「南風」だ。 |
JR土讃線の特急は、高松から四国の背骨にあたる山地を越えて高知にたどり着く手前に後免という駅に停車する。「ごめん、ごめん」と謝っているようにも聞こえるアナウンスだ。この駅からJRと分かれて高知県の東南へ延びている路線である土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線のホームへ行くと、笑いが絶えないこと請け合いだ。
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後免駅はJRと土佐くろしお鉄道の2社が乗り入れる。 |
後免というのは地名だが、「ごめん」という面白い発音にかこつけてユーモアたっぷりのモニュメントを造ってしまったのだ。
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通常は1両のディーゼルカーが走る「ごめんなはり線」 |
そもそも旧国鉄の路線の一部として着工されたローカル線「ごめん・なはり線」は、国鉄改革のあおりを受けて長らく工事が凍結されてしまった。それを地元の熱心な要請が実って第三セクター鉄道として陽の目を見ることになり、やっとのことで2002年に開通したのだった。
折角できた鉄道なので、何とか親しみを感じさせる路線とするために、高知出身の漫画家やなせたかしさんが発案したキャラクターを各駅に配置し、イメージアップを図ったのだが、これが大成功。いずれも人気を博して話題になってしまった。
次のページでは、後免駅のモニュメントを紹介しよう。