鉄道/おすすめ鉄道旅行

特急「ワイドビューひだ」で行く下呂、高山、富山の旅(2ページ目)

特急「ワイドビューひだ」に乗り、下呂から高山を経て富山へ向かう旅をレポート。高山で途中下車して飛騨の小京都のたたずまいも楽しみつつ、高山付近からは宮川、さらに神通川と名を変える川に沿って日本海岸の富山へと向かう。東京~高山のルートについて、名古屋と富山それぞれの乗り換え比較も行う。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

飛騨観光の中心地、高山で途中下車

後部車両

高山駅で切り離された後部車両

高山本線最大の観光地だけあって、列車からは大勢の人々が降り立った。この先は乗客も少なくなるようなので、後ろの何両かは高山止まりとなって切り離される。やはり高山本線随一の町だ。無視するわけにもいかないので、ここで途中下車して、一泊しよう。

駅名標

高山駅の駅名標

高山駅は、長らく1934年の開業時以来の平凡な箱型の駅舎だったが、2016年に新駅舎に生まれ変わった。橋上駅となり、東西自由通路で東の乗鞍口と西の白山口を行き来できるようになった。駅舎の天井や壁は飛騨産のヒノキ製である。

さんまち

高山の観光スポット、古い街並みの「さんまち」

街歩きのパンフレットを貰うが、英語だけではなくイタリア語版があったのには驚いた。他のヨーロッパ言語を差し置いてイタリア語なのが意外だが、何回かイタリア語を話している人に出会ったから、それなりの需要があるのだろう。

赤い「中橋」

街中を流れる宮川に架かる赤い「中橋」


駅から少し離れた商店街はシャッター通り風で寂れてはいたが、宮川を渡った先の古い街並みで知られる「さんまち」は観光客でごった返していた。ラーメンは食べ損ねたが、だんごを頬張り、夜は飛騨牛に舌鼓を打った。

次のページでは、高山を出発。富山に向かう
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