音威子府
おといねっぷ(JR北海道・宗谷本線)
アイヌ語に漢字を当てた北海道らしい地名 |
大きな駅舎は、バスターミナルと一緒になった「音威子府交通ターミナル」。豊富な森林資源のある音威子府村らしく、木材をふんだんに使った建物が印象的(2004年5月撮影) |
「おといねっぷ」というのは珍しい地名ですが、これはアイヌ語の「オ・トイネ・プ」に漢字を当てたもので、「濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻の意」(音威子府村ホームページ)。その川とは、村内を悠々と流れる天塩川のことを指しているのでしょう。
音威子府村は北海道一人口の少ない自治体。総面積は275.64km2で、その86%が山林。人口密度はわずかに3.9人/km2。豊富な木材を活かした木工芸品も特産の一つで、駅のホームには、丸太をくりぬいた大きな蒸気機関車が鎮座しています。
1989年までは、この駅からオホーツク海側を経由して南稚内へ至る天北線が分岐していました。そのため駅構内は今でもとても広いのです。廃止になった天北線を記念した「天北線資料室」が駅舎内にあり、当時の駅名標や駅構内の模型などが展示されています。
さて、この駅の一番の名物といえば、創業70年以上の歴史があるという駅舎内の駅そば・常盤軒。ここで食べられる音威子府村特産の「音威子府そば」は、太くて黒い個性的な麺が特徴。以前はホームで営業していたのだとか。
この駅で長時間停車する普通列車もありますから、ぜひそんな時にはこのそばをすすって、のんびりと発車を待つのもいいものです。
広い構内に上りと下りの普通列車と上り特急列車の3本が集結し、つかの間の賑わいを見せる。ほとんどの客は特急列車に乗車していった |
音威子府駅名物の駅そば・常盤軒。音威子府そばはその独特な黒い麺で知られ、そばを目当てに各地からファンが訪れる(2004年5月撮影) |
■所在地:北海道中川郡音威子府村(Yahoo!地図情報)
次のねずみ駅は……常澄駅 >>