鳴子温泉駅・ぽっぽの足湯(JR東日本・陸羽東線)
湯船はちょっと狭いがれっきとした温泉 |
鳴子温泉郷には国内の温泉にある11種類の泉質のうち9種類が集まっていて、日本屈指の数なのだとか。この足湯も、泉質は含食塩芒硝泉、湯船は檜造りという立派なものです。
ただ、三角形の湯船はデッドスペースが多く、狭苦しいのが難点。左右それぞれ4人も座ればいっぱいになってしまいます。また、駅前広場が目の前で人通りも車の出入りも激しく、落ち着きません。もっとも、それだけこの温泉街が賑わっているということですから、それはそれで結構なことではありますが、せっかくなら眺望のよいホーム上に作ってくれればよかったのに……と思うと少々残念です。
土曜・休日(一部期間を除く)には、仙台から直通の快速列車〔湯けむりこがね〕号も運行されています。温泉宿に宿泊しなくとも、列車の待ち時間にちょっと立ち寄るには最適です。
■場所:鳴子温泉駅(宮城県大崎市)改札外・駅舎正面
■Yahoo!地図情報
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■東北の駅100選/鳴子温泉駅
由布院駅・あし湯(JR九州・久大本線)
ホームの端にあるので、列車の乗り遅れにご注意 |
足湯は1番線ホームの端にあります。ゆったりとした作りで、湯船にテーブルがあるのは珍しいかも。女性用のロッカーも設置されています。由布院のシンボルである由布岳も望める絶好のロケーションは、他の足湯にはない雄大なものです。
ただし利用には別途「あし湯券」(大人:160円)が必要。駅舎内にいる販売スタッフから購入します。このあし湯券には、オリジナルのミニタオルと写真入りポストカードが付いています。
なお、由布院駅には「改札」がありません(駅員はいます)。利用客が多い駅では珍しいですが、お客さん一人一人の善意に期待してのことだとか。足湯にもゲートがあるわけではないのでそのまま入れるといえばそうなのですが、くれぐれも無断利用は厳禁です。
■営業時間:9:00~19:00
■利用料金:大人160円、小人80円
■場所:由布院駅(大分県)1番線・ホーム上
■Yahoo!地図情報
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■JR由布院駅に、あし湯ができました
湯本駅・駅の足湯(JR東日本・常磐線)
大きさと場所に少々難あり。裏側には「手湯」が |
それにしても、ずいぶん中途半端な足湯です。何しろ狭い、小さい。2人座ったらほぼ満員。しかもホームを背にして座るので、眺めはまったくありません。そしてとどめはこの足湯、何とトイレ入口の脇にあるのです。トイレが先か足湯が先かわかりませんが、せめて場所がもう少しよくならないでしょうか……。
というわけで、ちょっと厳しいかもしれませんが、このためだけに行ってみましょう、とはおすすめできないのがつらいところ。しかも今年3月には駅前広場にちゃんとした足湯がオープンしていますので、普通の人はそちらに行ってしまうでしょう。
ただ、湯は正真正銘の温泉で硫黄の匂いもちゃんとしますし、実はこの裏側は「手湯」なるものになっていてちょっと珍しいかも。なくなってしまったら寂しいので、お立ち寄りの際はぜひお試しください。
■場所:湯本駅(福島県いわき市)1番線・ホーム上
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いかがでしたか?全国に足湯のある駅はまだ他にもあります。みなさんもぜひ探してみてください。そして疲れを癒しつつ、のんびりと鉄道旅行を楽しみましょう!。