久々に週刊アスキーとのコラボ企画が登場です。題して「イケメン車両ベスト5」(5月29日発売号掲載予定※掲載号が変更になりました(5月10日追記))。
列車の先頭車両を正面から見ると、だんだん「顔」に見えてくることってありませんか?そうやって改めて見てみると、キリッと引き締まったイケメン顔からユーモラスな顔まで、色々とあるものです。今回は日本全国の鉄道車両の中でも極めて個性的な顔立ちの車両を、ガイドの独断と偏見で選んでみました。
しかしこうして見てみると、エクステリアの優れた車両はインテリアも優れている、ということがよくわかりますね。まさに外見に中身が伴った素晴らしい車両ばかりが集まりました。
第5位 TX-2000系(つくばエクスプレス)
TX-2000系/つくばエクスプレス |
つくばエクスプレスでは「TX-1000系」と「TX-2000系」という2種類の車両が活躍中。外観はどちらもほとんど同じ。その違いは、TX-1000系は直流用、TX-2000系は交直両用という点。
電車に電気を流す電化方式には直流と交流の2通りがあり、直流区間には直流電車、交流区間には交流電車、両方の区間を直通する場合は交直流電車、というように使い分けます。
つくばエクスプレスの場合、秋葉原~守谷間が直流電化、守谷~つくば間が交流電化となっており、秋葉原~つくばを直通する列車には、どちらも走れる交直流電車のTX-2000系が使われます。直流電車のTX-1000系は、交流区間である守谷~つくば間には入れません。
外観にはほとんど差異がない両者ですが、TX-2000系は形式を表すプレートが赤く、一目で区別がつくようになっています。
■デビュー年
- 2005年
■おもな使用列車・走行区間
- 快速 秋葉原~つくば間
第4位 キハ283系(JR北海道)
キハ283系/JR北海道 |
このキハ283系は「振り子式車両」。「振り子式」とは、列車がカーブを通過する際に発生する遠心力を軽減するために車両を傾かせる技術で、これによりカーブの高速走行が可能となり、全体の所要時間を短縮することができます。
このキハ283系で採用されているのは「車体傾斜制御」という方式。カーブの位置や形状といったデータをあらかじめコンピュータにインプットしておき、カーブが近づくと徐々に車体を内側に傾け、カーブが終わると傾きを元に戻すというもので、スピードアップと乗り心地の向上を両立させています。
カーブを通過するところを外から見ると、その傾きが一目瞭然。そのカッコよさにしびれます。
■デビュー年
- 1997年
■おもな使用列車・走行区間
- 特急〔スーパー北斗〕札幌~函館間
- 特急〔スーパーおおぞら〕札幌~釧路間
第3位~第2位にも、個性的な車両が続々登場。次のページへGO!