2本のレールの上を走る鉄道
2本のレールの上を走るだけが鉄道ではない?
鉄道は、あまりにも身近すぎて、普段はそれ自体を深く考えることがありません。しかし改めて考えてみると、気軽に「鉄道旅行」などと言っていますが、何に乗ったら鉄道旅行なのでしょうか?

そもそも「鉄道」とは何か。「そんなの、2本のレールの上を走る交通機関に決まってるじゃないか」……もちろんそうなのですが、でもそれだけでもないのです。この際ですからもう少し詳しく調べてみましょう。

鉄道とは何かを規定した法律

鉄道事業について定めた法律に「鉄道事業法」というのがあります。これは鉄道会社にとっては憲法とも言える法律ですが、この法律の細則を定めた「鉄道事業法施行規則」では、鉄道の種類を次のように定義しています。
  1. 普通鉄道
  2. 懸垂式鉄道
  3. 跨座式鉄道
  4. 案内軌条式鉄道
  5. 無軌条電車
  6. 鋼索鉄道
  7. 浮上式鉄道
  8. それ以外の鉄道
余談ですが、道路に線路を敷くための法律に「軌道法」というのがあり、路面電車などはおもにこの法律に拠っています。しかしながら、普通の鉄道に見えても法律上は「軌道」だったり、道路を走っていても「鉄道」だったりといったように、実際には「鉄道事業法」と「軌道法」が混在していて複雑です。

さて、聞き慣れない名称がたくさん出てきましたが、これだけでは一体どんな鉄道なのかよくわかりませんね。鉄道の種類がそれぞれどんなものなのかは、次のページでご紹介することにしましょう。