第1位 只見線(ただみせん)
只見線の安全な運行を支えるのは人間の手(会津川口駅) |
特に県境の大白川(おおしらかわ)駅~只見駅間は、並行する国道292号線が除雪困難で冬期閉鎖になるほどの豪雪地帯。このため、難工事の末この区間が開通し、只見線が全通したのは昭和46年とごく最近のことでした。
冬の間この地域を結ぶのは、「六十里越トンネル」と「田子倉トンネル」という2つの長いトンネルで越える鉄道だけという状態。しかしその鉄道にしても、この区間にある田子倉(たごくら)駅は、春になるまですべての列車が通過します。
また、全長135.2kmという長い只見線を直通する定期列車は1日たったの3往復。いずれも田子倉駅を除いた37駅すべてに停車する鈍行列車のため、その所要時間は4~5時間。しかも区間によっては、途中下車すると次の列車まで6時間待ち、ということも。
走らせるのも、乗るのもそれなりの覚悟が必要な只見線。食べ物と飲み物の事前確保はお忘れなく。
■路線データ
まるで水墨画のような景色(会津川口駅付近) |
・営業キロ/135.2km
・Yahoo!地図情報
いかがでしたか?全国にはまだまだ珠玉の雪見路線があります。あなたもぜひ、冬が似合う鉄道路線を探す旅に出かけてみませんか。外は寒くても、列車の中はあったかいですよ!