いよいよ幻の?終着駅岩泉へ
茂市駅に停車中の岩泉行きディーゼルカー |
押角駅の駅名標 |
峠を長い押角トンネルで抜けた後はどんどん下っていきますが、途中、はるか下を見下ろす断崖のようなところを走ったりして、こんなところに線路を敷くのはさぞかし難工事だっただろうと思われました。
静かな静かな、岩泉駅前
個性的な岩泉駅舎 |
駅前も広々としていて、駅舎のすぐ隣には消防署がありますが、町役場などがある町の中心は駅から離れた場所にあるせいか、とっても静か。しかしやっぱりちょっと静か過ぎるのでは……
少し心細くなって、駅前に1件だけあった昔ながらの商店に入ってみます。するとおばさんが一人。
腹の足しになるものを、とパンとソーセージを買いながら「岩泉の景気はどうですか?」と尋ねると、即座に「ダメですよ。全然ダメ」と何ともつれない答えが返ってきてしまいました。
彼女の話によると、とにかく人口がどんどん減っている。若い人は、高校を卒業するとごっそり出て行ってしまってほとんど帰って来ず、帰ってくるのは学校の先生とか、役場の職員といった公務員くらいである、という具合で、ちょっと寂しい話になってしまいました。
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