鉄道/はじめての鉄道旅行

列車運休!切符はどうなる?(3ページ目)

台風や大雪そして地震……こんなときによく発生するのが列車の「運休」や「遅延」です。ではその時あなたが持っている切符はどうなるのかご存知ですか?いざという時慌てないための予備知識を勉強しておきましょう。

執筆者:高橋 良算

出発前は列車の運行情報をこまめにチェック

運行情報
事前に列車運行状況のチェックを
台風などでダイヤの乱れが予想される場合、長距離列車をあらかじめ運休させてしまうことがあります。例えばJRの場合、昼間のうちに早々と夜行列車の運休が発表されたりしますが、このような措置は、他の列車への影響を最小限に抑えるために取られるものです。

大雨や強風などで徐行運転をしなければならないど、途中で遅れを取り戻すのが難しい場合、寝台特急のような長距離列車は翌日になってもその遅れを引きずったまま目的地に入っていくため、正常に運行できるはずの他の列車にも影響を与えてしまいます。このようなことを防ぐために、最初から遅れの原因を取り除いてしまおう、という考え方です。

運休の情報はテレビ・ラジオなどのニュースや、インターネットでも発表されますので、もしその日の夜行列車などに乗る予定があったら、こまめにチェックすることをおすすめします。

よくわからない場合は自分で判断しない!

ガイド高橋も、乗っていた列車が台風で遅延したり運休になるというのを何度か経験していますが、実際の現場では状況を踏まえた臨機応変な措置が講じられることもあります。どうしたら良いか判断に迷う時は、あわてて自分で判断せず、どのような対応がとられるかをしっかり確認する必要があるでしょう。

しかしながら列車運休などという事態の時は、情報が錯綜して駅員も様々な対応に追われ、十分な説明を受けられないことがあるかもしれません。感情的になった一部の乗客が駅員に詰め寄るシーンなどがよく見られますが、混乱をより大きくするこのような行為は慎むべきです。そのために他の多くの乗客がきちんとした案内を受けられなくなってしまう場合も少なくないのです。

払い戻しなどの請求は、あくまでも乗客が自己責任で行わなければならないものだ、ということを念頭に置き、感情的にならず、落ち着いて対処するように心がけたいものです。

そして、くれぐれも無理をしないで鉄道旅行を楽しみましょう!

■列車運行情報
JR北海道
JR東日本
JR東海
JR西日本
JR四国
JR九州

■きっぷに関するご案内(JR東日本)
事故などの場合の取り扱い

■トクトクきっぷのきまり(JR西日本)
特別企画乗車券の取扱い方
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