鉄道/鉄道関連情報

つくばエクスプレスはこう乗る!

まもなく開業するつくばエクスプレス。鉄道旅行ファンにとっても非常に楽しみですね。そこで、開業したらすぐ乗ってみたい!という皆さんのために、ガイド高橋の試乗体験から乗車の際のポイントをご紹介します。

執筆者:高橋 良算


秋葉原~つくば間、最速45分の高速鉄道

秋葉原の文字に期待がふくらむ
つくばエクスプレスは、東京の秋葉原と茨城県のつくば市を結ぶ全長58.3kmの鉄道。駅数は全部で20ありますが、そのうち7駅で14の他社線に乗り換えることができます。当初は「常磐新線」と呼ばれていましたが、平成13年に「つくばエクスプレス」という名称になりました。運営しているのは、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都などの沿線自治体や民間企業が出資して設立した第三セクター「首都圏新都市鉄道株式会社」です。

これまでつくば地域から公共交通機関を使って都心に出るには、おもに次のような交通手段がありました。
  1. 土浦、ひたち野うしく、荒川沖など常磐線の駅までバスで出て、そこから列車を利用
  2. つくばセンターから東京駅八重洲口へ発着する高速バスを利用

バスの本数は多いのだが・・・
このうち高速バスは本数も多く運賃も安いのですが、常磐自動車道~首都高速道路の渋滞が頻発するルートを通るため、下りは平均1時間程度の所要時間で済むところ、上りは道路状況によってはなんと3~4時間かかることも珍しくないのだとか。

これでは全く時間が読めませんから、気軽に利用するというわけにはいきませんね。その点、鉄道はそういった問題は皆無で、しかも運賃はほとんど同じ。これだけでも沿線住民の方がつくばエクスプレスに寄せる期待は大きいでしょう。

最新の技術が旅を楽しく!

この交差点の地下がつくば駅
このように、この新線開通は通勤・通学や沿線の経済活動に多大な貢献をすることになるわけですが、決して単なる通勤路線ではありません。計画的に建設された筑波研究学園都市には国の研究機関、教育機関などが集まり、その多くはいつでも見学ができますので、つくばエクスプレスで見学ツアーというのもいいでしょう。また、つくばのシンボル筑波山は、東京からの日帰り圏内。ゆっくりしたい方には温泉もあります。

つくばエクスプレスの旅、楽しくなりそうですが、最新の技術を駆使して建設された鉄道であるところが、実はつくばエクスプレスの旅を楽しくするポイントでもあるのです。

では次のページからは、つくばエクスプレスの旅を楽しむためのポイントを3つご案内しましょう!

つくばエクスプレスの旅を楽しむ3つのポイントはこちら!>>
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