新宿駅で出発を待つVSE |
子ども達の目はキラキラと輝き、大人も久しぶりに心が浮き立つ、そんな新型ロマンスカーVSEを、早速体験してきました。
単なる車両ではない、居住空間としてのデザイン
VSEとは「Vault Super Express」の略で、「Vault=ドーム型の天井、天空、空間」という意味。一歩車内に入ると、今までのロマンスカーとは一線を画する、明るく、かつ落ち着いた空間が目に飛び込んできます。それはまるで、おしゃれで洗練されたカフェ、最新の映画館、デザイナーズホテルのロビー・・・そんなものまで連想してしまう、「上質で洗練された大人の空間」なのです。
VSE車体側面のロゴ |
鉄道車両を単なる移動の手段にするのではなく、移動そのものを楽しむ空間とすること。その居住性に対する徹底的なこだわりが、岡部氏のデザインとなって結実したのです。
そう、これはまさに鉄道旅行の原点ですね。VSEでの旅は、鉄道旅行の真の楽しみが味わえる、都心から最も近い旅だと言えるかもしれません。何より、運賃に特急料金をプラスするだけで、誰でもこの快適空間を味わうことができる、というのも魅力です。
■小田急ロマンスカーの変遷
1957(昭和32)年 | SE(=Super Express)3000形 |
1963(昭和38)年 | NSE(=New Super Express)3100形 |
1980(昭和55)年 | LSE(=Luxury Super Express)7000形 |
1987(昭和62)年 | HiSE(=HiSE(High-decker / High-grade / High-level Super Express)10000形 |
1991(平成 3)年 | RSE(=Resort Super Express)20000形 |
1996(平成 8)年 | EXE(=Excellent Express)30000形 |
2005(平成17)年 | VSE(=Vault Super Express)50000形 |
→ はやる気持ちを抑えつつ、VSEの車内へと入ってみましょう!