万博輸送の担い手としてはイマイチなリニモ
「中量」の輸送に最適化されているリニモですから、万博輸送の交通機関としては、イマイチと言わざるを得ません。このことは開幕前から各方面から指摘されていたことでもありますが、やはり致命的なようです。技術的には優れた鉄道なのだが |
しかも、車両1両当たりの重量が10トンを超えると重量検知器が作動し、発車できなくなってしまうというのですから、無理にお客さんを詰め込むわけにもいきません。この辺は浮上式鉄道の限界ということでしょう。そもそも詰め込みには適さないセミクロスシートが設置されているのも、うなずけます。
リニモ、乗るべきか乗らざるべきか?
結論から言うと、- 「会場内での見学時間をたくさん取りたい」「時間通りに会場入りしたい」=リニモは利用しない「リニモ自体に乗るのが楽しみ」「時間的なゆとりがある」=リニモを利用するですから、あえてリニモ自体に乗ってみたい、という人以外は、混雑するリニモには極力乗らない方が賢明でしょう。もっとはっきり言えば、乗り物としてはとっても面白いのですが、やっぱり万博の輸送機関としては必ずしも合格点ではない、というのが、率直な感想です。
さて、どうもマイナス点ばかり上げてしまったようですが、何だかんだ言っても、やっぱり新しい乗り物として純粋に楽しい!これは間違いありません。焦らずに、平日か、万博終了後にゆっくり乗りに行く、というのが一番良いかもしれませんね。
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ちょっと乱暴な説明ですが、原理はとってもよくわかります。