何かと話題の「リニモ」 |
名古屋市営地下鉄東山線と接続する「藤が丘」駅から、愛知環状鉄道線と接続する「万博八草」駅間の8.9km、全部で9駅を、約15分で結んでいる「リニモ」。
乗り物としてはどうなの?輸送機間としてはどうなの?色々疑問はあると思いますが、その辺り、まずは乗って確かめてみることにしましょう。
宙に浮いて走る「磁気浮上式」
注目の理由は、なんといっても日本で初めて実用化された「磁気浮上式リニアモーターカー」ということにあるでしょう。リニモの軌道部分 |
リニア(linear)は「直線の」「直線的な」という意味で、回転モーターを平に伸ばした、直線的なモーター(リニアモーター)で推進させるので、リニアモーターカーというわけです。
すなわち「電磁石で浮かせた車体をリニアモーターで推進」させているのが、リニモということになります。
リニアモーターカーと言えば、愛知万博にも展示されている、山梨県の実験線でJR東海が開発中の高速走行用の車両を思い浮かべますよね。でも今回実用化されたリニモは、最高時速が約100km。リニモは、新幹線のような長距離を結ぶ大量輸送のためではなく、地域の足となる「中量」輸送の交通機関として開発されています。
リニアモーターカーの技術的なことをもっと知りたい方はこちら
→ 次ページで、藤が丘駅からお待ちかねのリニモに乗車します。