セントリノ搭載、B5サイズノートPC購入　ThinkPad X31を買いました

■さらばFIVA、こんにちはThinkPad

次期モバイルPC、ThinkPad

　長らくモバイルPCとして、カシオのFIVA MPC-206を使ってきました。当時話題だった「クルーソー」というCPUを搭載したA5サイズの軽量モバイルPCで、出先のメールチェックや原稿執筆に役立ってきました。

　さすがにCPUパワー不足に我慢できなくなり、新しいモバイルPCを検討。頑丈なThinkPadか、CD-RWドライブ内蔵のLet's Noteにしようと思っていたところ、Thinkpad X31が安く手に入る機会があったため買ってしまいました。Pentium M-1.3GHz搭載、メインメモリは256MB、centrino対応モデルです。

A4、B5、A5比較

　下からA4サイズのFMV-BIBLO、B5サイズのThinkPad X31、A5サイズのFIVAです。B5サイズのノートPCは、持ち運びに不自由しないサイズと、作業しやすい広さのディスプレイ、CPUパワーのバランスが取れており幅広く活用できますね。
　さっそくX31を出先で使いましたが、3時間経ってもバッテリー残量は50％。テキストエディタやワープロソフトを使うだけなら、5～6時間は持ちそうです。



■持って感じるボディ剛性

パネルを持ってもたわまないボディ

　モバイルノートPCの中ではThinkPad X31は重い部類に入ります。パナソニックのLet's Noteは、CD-RWドライブ搭載モデルでも1.29Kg。ThinkPad X31はドライブ無しで1.64Kgもあります。この重さがボディの頑丈さに繋がっているのです。

　FIVAを片手で持つと、底が「ペナッ」としていますが、Thinkpadでは底面のしなりを感じることはありません。キーボードのタッチもしっかりした物で、長時間のタイピングでも疲れにくく感じました。

　ちなみに、ThinkPadには頑丈さを物語る逸話がいくつもあります。「手から滑り落ちたが、特に問題なく使えている」。「階段から転げ落ちても外装パネルにヒビが入っただけで、Windowsを起動してデータを他のPCに移すことができた」。IT関連メディアの記者にThinkpadを愛用する人が多いのもうなずけます。

■細かな配慮が魅力
　頑丈なボディと裏腹に、使い勝手を良くするための工夫が細部まで練り込まれています。

パネル上部のキーボードライト

　液晶パネル上部にキーボードライトが内蔵されています。キーボードの文字を判読するには十分な明るさがあります。プレゼンテーションなど、暗い場所でノートPCを使うときに便利な機能です。

　さらに液晶パネルを開くとき、指一本でスムーズに開けられるようになっています。液晶パネルを開くとき、本体を片手で押さえないと本体が浮き上がってしまう機種もありますが、X31は本体が浮き上がりません。

　このほか、ACアダプタにはコードを束ねるバンドが付属しています。ACアダプタを持って移動するときに便利ですね。

ネットワークの接続状態が一目で分かる「Access Connections」。

　ソフトウェアでは、ネットワーク管理アプリケーションの「IBM Access Connections」が便利です。これは、ロケーションを別にネットワークの設定を保存できます。無線LANのESS-IDのほか、IPアドレスの設定、ファイアウォールのオンオフ、ファイル共有のオフなどを、「自宅」「会社」「無線スポット」の名前を付けて保存します。
　自宅はDHCP＆ファイル共有有効、会社は固定IPアドレス、無線スポットではファイル共有オフ＆ファイアウォール有効など、ネットワークの設定を簡単に切り替えられるようになっています。

トラックポイント

　好き嫌いが分かれるのがキーボード中心の「赤い丸」。これは「トラックポイント」という入力デバイスで、赤いスティックを軽く倒してマウスポインタを移動させます。
　私はキーボードから手を離さずにマウスポインタを動かせるので気に入っていますが、「ThinkPadはいいけど、トラックポイントは絶対に嫌」という人もいました。