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究極の地産地消 家庭菜園のススメ(2ページ目)

食の安全が見直される中、究極の地産地消である家庭菜園が注目されています。初心者にもうまく始められる家庭菜園のコツをご紹介します。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

もっと手軽に家庭菜園

家庭菜園
イチゴも小さな植木鉢で育てられます
畑やプランターで育てなくても、もっと簡単手軽に家庭菜園を始められます。

キッチンの窓辺にちょこっと植木鉢を置いてハーブを育てたり、芽の出た野菜のヘタを水につけて水栽培したり、小ネギなどの根っこを土にさして再生したり。本格的な収穫はできなくても、ちょっとした緑のものは料理のスパイスやいろどりに便利です。

他に手軽にできる栽培はスプラウト(植物の新芽)。キッチンペーパーなどを水に浸して容器に入れ、種をまいて発芽させます。あっという間に収穫ができますし、栄養価も高いのでおすすめです。スプラウトはカイワレ大根やアルファルファが有名ですが、大豆や洗いゴマなどでもスプラウトが育ちますよ。

家庭菜園は本当に節約エコ?

家庭菜園
野菜の成長を通して環境のことを考えてみよう
家庭菜園が本当に節約に繋がるのか、環境にやさしいのか、といえば正直言って微妙です。
野菜クズの根やヘタを育てるようなものであれば元手がかかりませんが、種や苗を買おうとすれば野菜を買うのと同じくらいの価格はしますし、プランターや土、肥料等も必要になるでしょう。これで元手以上の収穫ができれば良いでしょうが、植物も生きています。思い通りにすべてを育てることはプロにも不可能です。

また当然ながら野菜の苗や種を製造する過程にもエネルギーはかかっているわけですし、道具や土、それらの流通するコストなど、多かれ少なかれ環境負荷はかかっています。物によってはスーパーで野菜を買った方がずっと環境負荷は少ないかもしれません。このように、家庭菜園が単純に節約になり環境にやさしい趣味なのかと言えば、そうは言い切れない部分もあるのです。

ですが、土に触れる、季節の変化を感じる、植物の成長を愛しむ、取れたての美味しさを知るなど、他の趣味では味わえない経験を通し、環境のことを考えるきっかけになるでしょう。
「原産地:我が家」の野菜、皆さんも育ててみませんか。
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