照明はつけっぱなしと消すのはどっちが省エネ?
電気はつけるときに一番電気代がかかる? |
「電気は短時間であれば消さないほうが電気代が安い」
皆さんもこんな話を耳にした事があるのではないでしょうか。ガイドへ寄せられる質問でも、どのくらいの時間ならば付けっぱなしの方が電気代が安いのか、という物が一番多いのです。照明器具は点灯した瞬間に大きな電力がかかるので、頻繁に消さないほうが電気代が安いという噂から来るもののようですが・・・
引っ張っても仕方が無いので結論から言ってしまいましょう。
実は「短時間でも付けっぱなしより消した方が電気代は安い」のです。
点灯した瞬間に何分間も付けている時と同程度になるような大きな電力消費が起こる事はありません。だったらどんなに短時間でも全て消したほうが良い、という結論になってしまいますが、ここに一つ落とし穴が。それは製品自体の寿命に付いてです。
電気代以外の落とし穴
照明器具の電力消費は単純に付いてる時はかかる、消せばかからないわけですが、蛍光灯を使用した照明器具の場合「つける」というアクションで負荷がかかり、蛍光灯自体の寿命が短くなってしまうのです。これは環形や直管の物に限らず、電球型蛍光灯にも当てはまります。またグロー球を使用して点灯するタイプの照明器具の場合は、同時にグロー球の寿命にも影響します。具体的な数字を挙げると、平均寿命1万時間の40Wの蛍光ランプの場合、1回の点滅で約30分寿命が短くなると言われています。(省エネルギーセンターより)
ですが、30分寿命が短くなるからと言って、単純に30分以内ならば点灯していた方が良いという事ではありません。
では何分以内ならつけっぱなしが良いのでしょうか?⇒次ページ