ワイド&ビッグな「ケムレス水なしオーブン」
グリルがワイドになり、焼き魚だけでなくちょっとしたオーブンとしての利用が提案されているのが、最近のIHクッキングヒーター・グリルの傾向です。そんな傾向通り、日立のグリルもさらにワイドになり、オーブンと言えるレベルとなっていました。今機種では「ワイド&ビックオープン」という名称に改め、新メニューも搭載しています。
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ワイドになったグリル。グリルという名称ではなく“オーブン”としてパワーアップ!※画像:日立ホームページより |
特筆すべきは、日立独自の
「自動七輪交互焼き」。特徴は最適な加熱パターンを再現した、こだわりの火加減。これは【下火加熱→上火加熱→下火加熱】という加熱パターンと、緻密に計算されつくした時間配分により、七輪で焼くような極めておいしい焼き上がりを実現した火加減なのです。しかも水なしでOKなので片付けも楽々です。
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水なし自動七輪交互焼きの仕組み※画像:日立ホームぺージより |
ちなみに、皆さんは七輪で焼く魚がおいしいのは何故かご存じですか?七輪で魚を焼く場合、火の上に魚をのせますので、まず下面から焼き、ひっくり返して反対側を焼くことになります。下から焼くことで、魚の上面から余分な水分と一緒に臭みが飛び、今度はひっくり返して旨みを閉じ込めつつ焼き上げる。これが七輪で焼く魚がおいしい理由とのこと。両面同時に焼くだけでは、このおいしさはマネできないそうです。そんなこだわりの加熱パターンを利用したオーブンの新メニューで、一品作って頂きました。
■鶏のハーブ焼き
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2枚のもも肉が一度に焼けるほどワイドな庫内。肉をセットしてメニューを選択したら、あとはお任せ! |
こちらは、オートメニュー「鶏肉」を利用したお料理。ハーブと塩コショウで味付けをし鶏肉をグリルに並べて加熱するだけ。2枚のもも肉が一度に焼けるほど庫内がワイドなのもうれしいポイントです。高火力の交互焼きで、こんがりと焼き上がるのがポイントとか。はたしてその出来ばえは?
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こんがりと焼きあがった鶏肉。受け皿には余分な脂分がしっかり落ちてヘルシーそうですね。 |
焼き上がるまでステーキにチャレンジしていたのですが、ちょうどステーキを作り終えた頃・・・15分ほど経過して焼き上がったようです。このように、側で火加減を気にしたり裏返したりしなくて済むのも、オートメニューの良いところですね。庫内から取り出してみると、こんがりと焼きあがった鶏肉が登場!なかなか良い焼き色です。
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包丁を入れると...サクッ♪と心地よい音がしました。食べてみると肉汁がジュワッと美味しくでてきました! |
焼き上がった鶏肉に包丁を入れると...サクッ♪と心地よい音がするほど、皮はカリッとこんがりローストされていました。そして食べてみると、皮のカリッととは対照的に、肉はとってもジューシーで肉汁がジュワッとでる焼き上がりです。これが高火力交互焼きの実力だと見せつけられました!カットしたお肉の写真を撮り忘れるほど美味しい一品でした。
■マドレーヌ
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マドレーヌまで焼けてしまうなんて!「魚焼きグリル」と呼ぶのは過去のことなんですねぇ~。 |
マドレーヌをお土産にと頂いたのですが、なんと!このマドレーヌも「ケムレス水なしオーブン」で焼いたとのこと。本当に「魚焼きグリル」とは言えないほど、利用範囲が広くなっているんですね。IHクッキングヒーターのグリルサイズは、オーブンレンジと比べて、庫内の容量が小さいため、予熱時間が早いのもメリット。少量のオーブン料理をつくるにはとても便利に使えそうだと感じました。