“光火力センサー”は、高性能なブレーキ!
実は、IHクッキングヒーターの最高出力は3.0kw。しかし今までは、この最高出力は「湯沸かしモード」にしか使用していませんでした。というのも、IHは火力が強いため素早く温度が上がってしまいます。水は加熱しても通常沸騰して最高100度ですが、フライパン調理など300度以上になる可能性のある調理時には、あえて最高出力を2.5kwにしていたのです。IHは電気ということで「火力が弱いのでは?」と思われがちですが、そもそもIHの【2kw】はガスのハイカロリーバーナー(4000Kcal)並みの火力!すでに十分な火力があるのですが、“光火力センサー”を採用したことで、瞬時に温度を検知してパワーをコントロールできるようになりました。その結果、湯沸かし以外のモードでも3.0kwが使えるようにり、さらにハイパワーになったのです。
“光火力センサー”の効果を簡単に言えば「高性能のブレーキが搭載されたので、高出力が使えるようになった」というイメージ。確かに、高出力で加熱できても、温度検知が遅ければ加熱しすぎてしまいます。「検知速度が速くなること=高出力が使える」というのは、納得の理論ですね。
この“光火力センサー”は、既に以前の機種から搭載されていましたが、新製品ではセンサーの検知温度を、高温(約300℃付近)と予熱温度の2段階、設定することにより、次の2つのことができるようになりました。
■高温~煽り調理を可能に!
野菜炒め時のフライパン内部中心温度の変化※松下電工(株)IHホームページ資料より |
■低温~予熱モード搭載
こちらは、予約に最適な状態をお知らせしてくれる機能。高火力で一気に予熱温度まで立ち上げ、“光火力センサー”が適温を検知すると音声でお知らせして、パワーをコントロール。5分間この温度を保ち、予熱に最適な状態をキープしてくれます。予熱不足や予熱のし過ぎが無くなり、食材投入のタイミングも分かる便利な機能と言えるでしょう。適切な予熱は、料理の出来栄えに大きく影響するとか!これで料理の腕も一段とアップするそうです。
予熱のイメージ。予熱温度に達すると音声でお知らせ。5分間適温をキープします。※松下電工(株)IHホームページ資料より |