改定された新JISでは、やはり年間消費電力量が3倍に!

このような経緯から、各団体からの要請を受け入れ、JISの見直しが実施され、2006.5.1「新JIS(日本工業規格)」を経済産業大臣が公示する運びとなったのです。そして、この新JISで測定すると...やはり消費電力量は軒並み3倍以上だった!というのが、今回の出来事なのです。

では、カタログ表記の鍵となるJISの試験方法が、どのように変わったのか簡単にご紹介します。以下の表を参考にご覧下さい。

新旧JISの主な違い
新旧JISの主な違い
参考:SANYOホームページ
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新旧を比較すると、周囲温度も夏・冬を想定し、設置条件も両脇30cmなどと言う実際にはあり得ない条件から、実情に近い50mmとなり、庫内にもモノを入れ、製氷機も作動させるなど、かなり実生活に即した条件での測定が行われるようになったと感じます。これなら、実際の生活で消費する電力量と大きな差がなくなり、カタログ表記も信憑性がでてきますね。

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今回の冷蔵庫・年間消費電力量の表示疑惑は、このような経緯で是正されました。 今まで「200kWhなら年間の電気代は4,400円だわ」と思っていのが「実は13,200円だった!」と言うのは少々腹が立ちますが、以前から同じ基準で測定していたので、年々省エネが進んでいたのは事実ですし、何より消費者の声から正しい測定値が表記されるようになったことは、決して悪い現象ではないとガイドは感じています。

ガイドが調べたところ、現時点(2006.5末)で店頭の表示は全て新測定値の表示になっていましたが、店頭にあるカタログは、まだメーカーにより 旧測定の数値のモノが残っていましたので、検討の際はご注意下さい。
※新JISの測定値を知りたい方は、各メーカーのサイトまたは、日本電気工業会(JEMA)の冷蔵庫・新JIS関連のページに新しいデータが掲載されていますので、参考にして下さい。


【参考サイト】最新冷蔵庫の基礎知識from日本電気工業会(JEMA)
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