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「ゆうちょ銀行の定期貯金は満期まで引き出せない?」60代女性が調べて分かったこと

60代のY子さんは、ゆうちょ銀行の通常貯金にあるまとまったお金を定期預金に預けようと考えていました。しかし「途中でお金が必要になったらどうするの?」ということが不安に…。今回は、定期預金を途中で解約した場合の扱いと、使い勝手をよくするための工夫についてご紹介します。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

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60代のY子さんは、ゆうちょ銀行の通常貯金にあるまとまったお金を定期預金に預けようと考えていました。でも、ふと不安になったのが「途中でお金が必要になったらどうするの?」ということです。Y子さんの頭には「定期預金=満期まで引き出せない」というイメージがありました。今回は、定期預金を途中で解約した場合の扱いと、使い勝手をよくするための工夫についてご紹介します。

なお、一般の銀行では「定期預金」、ゆうちょ銀行では「定期貯金」と呼ばれます。本記事では、両方を取り上げます。

「定期貯金は満期まで引き出せない?」※サムネイル画像:amanaimages
「定期貯金は満期まで引き出せない?」※画像:amanaimages

「満期まで引き出せない」は本当?

定期預金は、基本的に満期まで預けることを前提とした商品です。しかし、満期前でも途中で解約することはできます。ただし、その場合、預け入れたときの金利ではなく「中途解約利率」が適用されます。

例えば、100万円を年1.0%の1年定期に預けた場合、満期時の利息は7969円(税引き後)です。一方、仮に6カ月後に解約し、中途解約利率として年0.4%が適用された場合、税引き後利息は約1594円になります。実際の中途解約利率は、金融機関や商品、解約までの期間によって異なります。

さらに注意したいのが、多くの定期預金は「一部解約」ができないという点です。つまり、途中で解約する場合は、預けたお金の全てを引き出さなければならないのです。「急に20万円が必要だから、100万円の預金から20万円だけ引き出す」という使い方は、通常の定期預金ではできません。

Y子さんは「お金そのものが引き出せなくなるわけではない」と知ってひと安心しました。しかし同時に、別の懸念が生まれました。

「金利が高い定期預金を選んでも、途中で解約すれば利息が大きく減ってしまう。そのうえ、一部だけ引き出すこともできない。60代は、家のリフォーム、家電の買い替え、突然の病気など、いつお金が必要になるか分からない。必要になるかもしれないお金を、何となく定期預金にしてしまうのはやめよう」と考えるようになりました。

「全部解約」ではなく「一部だけ」引き出せる場合も

それでも、まとまったお金を普通預金に置いたままにしておくのはもったいない。さらに調べてみると、金融機関によっては、定期預金の一部だけを払い戻せるものもあることが分かりました。

例えば、三菱UFJ銀行の「スーパー定期」では、期間1年超の定期預金について、預入後1年が経過すれば、必要な金額だけを一部解約できます。

このとき、一部解約した金額には「期限前解約利率」が適用されます。これは、満期前に解約した部分に対して適用される利率で、預け入れ時の金利より低くなるというもの。一方、残った元金には、預入時に決められた金利が適用されます。

つまり、100万円を定期預金にしていて、急に20万円が必要になった場合、条件を満たしていれば20万円だけを一部解約し、残りの80万円は定期預金として残すことができます。

ただし、一部解約ができるか、どのくらいの期間が経過すれば利用できるか、どの利率が適用されるかは金融機関や商品によって異なります。定期預金を選ぶときは、金利だけでなく、こうした使い勝手も確認することが大切です。

ゆうちょ銀行には「定額貯金」という選択肢も

さらに、Y子さんが普段使っているゆうちょ銀行には「定額貯金」という商品があります。定額貯金は、預入日から6カ月が経過すれば払い戻しが自由になる商品です。預入後10年間は、半年複利で利子が計算されます。

「当面は使わないけれど、半年後以降なら必要になったときに使えるようにしておきたい」というお金には、選択肢の1つになります。

ただし、払い戻しは口数単位です。1口として預けた金額を分割して払い戻すことはできません。例えば、50万円を1口で預けた場合、そのうち10万円だけを引き出すことはできません。

「引き出せるか」まで確認してから預ける

Y子さんは、今回調べたことで、「定期預金は満期まで動かせない」というイメージが変わりました。とはいえ「中途解約できるなら、何でも定期預金にしていい」というわけでもありません。途中で解約すれば適用される利率が下がります。また、一部解約に対応していない商品もあるからです。

結局Y子さんは、急な支出に備えるお金は通常貯金に残し、当面使う予定のないお金を定期預金に預けることにしました。また、少なくとも半年間は使わないものの、その後は必要になる可能性があるお金については、ゆうちょ銀行の定額貯金などを検討することにしました。

定期預金は、金利の高さだけで選ぶこともありますが、「必要になったとき、どうやってお金を動かせるのか」まで確認することが大切です。

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