老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、59歳から65歳まで厚生年金に加入して働いた場合、年金がどのくらい増えるのかについて解説します。専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
Q:1966年9月生まれの59歳会社員です。65歳まで働くと年金はどのくらい増えますか?
「1966年9月生まれの59歳会社員です。『ねんきんネット』では、65歳から受け取る年金額は月約15万3000円と試算されています。標準報酬月額は30万円で、このまま65歳まで働いた場合、年金はどのくらい増えるのでしょうか?」(cx30さん)

A:65歳まで厚生年金に加入して働けば、老齢厚生年金は増えます
会社員や公務員が加入する厚生年金は、加入期間や収入に応じて老齢厚生年金が増える仕組みです。
今回のケースでは、標準報酬月額30万円で、59歳から65歳まで約6年間(72カ月)厚生年金に加入した場合を例に試算します。
2003年(平成15年)4月以降の加入期間について、老齢厚生年金(報酬比例部分)は、次の計算式で求められます。
平均標準報酬額×5.769/1000×厚生年金加入月数
※従前額保障での計算方法。スライド率等については省略しています。乗率は昭和21年4月2日以降生まれに適用されるものを使用しています。
今回の条件で試算すると、
30万円×5.769/1000×72カ月=年額約12万4610円
となり、月額では約1万384円増える計算になります。
実際に増える年金額は、賞与や給与の変動、加入期間などによって異なりますが、厚生年金に加入して働いた期間は、将来受け取る老齢厚生年金に反映されます。
正確な見込額を知りたい場合は、「ねんきんネット」や年金事務所で確認するとよいでしょう。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)






