
個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』の番組に出演し、All Aboutの読者や動画視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に回答してくださいました。
Q. もし桐谷さんが40代の金融資産1億円の投資家だとしたら、どんな投資をしますか?
【今回の質問】
「もし桐谷さんが40代の金融資産1億円の投資家だとしたら、どんな投資をしますか?」(ワタナベさん・50代女性)
A. 大儲けは狙わず、優待株の分散投資をしますね
桐谷さん:私は35歳ぐらいから株式投資を始めて、その時はちょうどバブルの時代だったんですね。40歳になった時は、およそ1億円の株券を持っていました。それで調子に乗りまして、1億円の株券を担保にして、証券会社からお金を借りて信用取引をしたんです。
ただ、結果はさんざんでした。せっかく1億円ほど儲けたのに、バブル崩壊でわずか8カ月の間に1億円をすべてすってしまって元の木阿弥になってしまいました。しばらく株をやめて、本職の将棋もボロボロになって落ち込んだことがありました。
私の周りでも、株で1億円ほど儲けると「自分はもっと儲けられる」と思って、無理やり借金をして信用取引をし、元の木阿弥になった人が大勢います。ですから、もし私が資産1億円の投資家だとしたら、あの頃のようなギャンブル的な信用取引は絶対にしません。
当時はあまりいい優待がなかったのですが、今ならたくさんいい優待がありますから、やはり「優待株の分散投資」をしますね。私は、配当と優待を合わせて総合利回りが4%以上のものがいいと思っていて、初年度は4%に届かなくても、長期保有で4%以上になる銘柄を勧めています。
もし1億円あって、優待株の分散投資をしていれば、持ち家があって家賃を払わなくていいのであれば、もうそれだけで生活ができます。配当金で公共料金を払って、優待で飲み食いができますからね。
大切なのは“コツコツ”
桐谷さん:ただし、先ほど言いましたが、株で1億円ほど儲けると「私ならもっと儲けられる」と過信して、リスクの高いギャンブル的な投資に手を出す人がいます。しかし、その方法は資産をすべてすってしまう可能性もあります。簡単に儲かることはありません。大儲けを狙わずに少しずつ優待で資産を増やしていく、そんな投資がいいと思いますね。
ちまたでは私の写真や音声を使って「儲かる株を教えます」などとうその情報を伝えてLINEに誘導し、その後お金を振り込ませるといった詐欺もあると聞きます。簡単に儲かることはありません。コツコツと少しずつ儲けていく投資がいいと思います。
【関連動画】桐谷さんが出演する動画はこちら! 併せてご覧ください。
教えてくれたのは……桐谷広人さん
1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。
※紹介している内容は、2026年1月7日に収録した動画から一部抜粋し編集したもので、掲載内容は収録時点のものです。最新の情報および詳細については、各社の公式Webサイトでご確認ください。また、内容に関しては万全を期していますが、情報の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。






