北八ヶ岳を縦断する国道299号線は、メルヘン街道と呼ばれ、秋になると変化に富んだ紅葉が見られるところです。数多い信州の紅葉の名所の中でも特におすすめの場所の一つです。その魅力は、例年9月下旬から10月下旬と一ヶ月以上の長期、変化に富んだ紅葉が楽しめる事にあります。

北八ヶ岳とメルヘン街道

八ヶ岳連峰:メルヘン街道の麦草峠は左側の北八ヶ岳にある・富士見高原から撮影
北八ヶ岳とは

八ヶ岳連峰は、信州の東側に縦に連なる山群で、北八ヶ岳は、そのほぼ中央にある夏沢峠(2,440m)を境に北側にある山群に付けられた名称です。南側の一群の険しい山塊に対して、比較的なだらかで森林と湖が多い女性的な山々が多いのが特徴です。

メルヘン街道とは

北八ヶ岳を縦断するメルヘン街道(国道299号線)は、ドイツにあるメルヘン街道に因んで付けられた名前です。ドイツの方はグリム童話の世界でお伽の国を想像します。こちらは、湖もある森林の中を縫うように走る詩情豊かな道路です。

麦草峠:メルヘン街道最高地点
この道は、麦草峠(2,127m)を越えて、茅野市芹ケ沢(950m)と佐久穂町(旧八千穂村)清水町を結ぶおよそ全長38kmの道路です。麦草峠は、志賀草津道路のある渋峠(2,172m)に次いで、日本で国道の中にある峠として二番目に標高が高いことで知られています。冬期は閉鎖されるので、期間中は縦断出来ません。

麓の大門街道(国道152号線)や、佐久甲州街道(国道141号線)の交差点から麦草峠まで標高差はおよそ1,250mもありますから、当然曲がり道です。カーブには番号が付けられていて、東側からなら55くらい、西側からなら30くらいのコーナーがありますが、快適な二車線の山岳道路です。

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・平成18年版:06/10/07