2026年に入り、金利の動きが活発になっています。「少しでも有利なうちに」と、3カ月や1年といった短期間の定期預金を選んで預け替える方が増えています。状況に合わせて見直しができるのは短期預金のメリットですが、1つ注意したいのが「満期後」の手続きです。
忙しくてついそのままにしてしまうと、せっかくの優遇金利が終わり、驚くほど低い通常金利に戻ってしまうケースも少なくありません。今回は、満期を迎えた後にお金がどのような扱いになるのか、代表的な銀行を例に確認しておきましょう。

ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行の定期貯金は、一般的な銀行の定期預金にあたります。2026年2月に金利が引き上げられ、安定した預け先として再注目されています。
●定期貯金
・金利:年0.4%(2026年3月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:1000円以上
定期貯金に100万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は約3188円です。
【満期後の取り扱い】
特に申し出がない場合、満期後は「通常貯金(一般的な銀行の普通預金にあたる預金。2026年時点では年0.3%)」を目安とした金利が適用されます。有利な運用を続けるなら、以下の「自動継続」の設定が便利です。
・元利金継続:利子を元金に加えて、再び定期貯金として運用(複利効果あり)。
・元金継続:元金だけを定期にし、利子だけを通帳(通常貯金)に受け取る。
※継続後の金利は、その時点の「店頭表示金利」が適用されます。
参照:定期貯金 ゆうちょ銀行
SBJ銀行
SBJ銀行の「はじめての定期預金〈はじめくん〉」は、新規のお客さん限定の手厚いプランです。
●はじめての定期預金〈はじめくん〉
・金利:年1.35%(2026年4月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上3000万円以下
はじめての定期預金〈はじめくん〉に100万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は約1万757円です。
【満期後の取り扱い】
満期後は、以下の2つから選びます。
・自動継続利払型:満期後は通常のスーパー定期(2026年時点では年0.4%)として自動継続され、利息のみ普通預金に入金されます。
・自動解約型:満期日に元金と利息がセットで普通預金に戻ります。
「はじめくん」の特別金利は、あくまで口座開設後初めての預け入れ(当初3カ月間)に適用されます。預け入れて2年目以降は年1.35%という高金利は適用されません。さらなる高利回りを狙うなら、満期に合わせて別の預け先を検討する必要があります。
参照:はじめくん 個人のお客さま SBJ銀行
豊川信用金庫 インターネット支店
豊川信用金庫インターネット支店の新規顧客向けのキャンペーン「デビューNext定期預金」は好評につき、取り扱い期間を2026年4月末に延長となりました。1年・3年もの合計で募集金額200億円に達した時点で取り扱いを終了します。普通預金の口座開設の申し込みは3月31日までです。
●デビューNext定期預金
・金利:年1.3%(2026年4月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上3000万円以下
デビューNext定期預金に100万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は約1万360円です。
【満期時の取り扱い】
満期後は、自動継続となり、継続日における店頭表示利率(2026年時点では年0.4%)が適用されます。こちらもSBJ銀行と同様、1年目の「お祝い金利」が終わった後の金利低下に注意が必要です。
参照:豊川信用金庫 インターネット支店「定期預金」
満期前に「次の一手」を考えよう
高金利のキャンペーン商品は、多くの場合「最初だけ」に特典が集中しています。満期後にそのまま放置してしまうと、せっかくの資産成長のスピードが鈍ってしまいます。
自動継続に任せきりにせず、満期が近づいたら「次はどこに預けるのが家計の助けになるか」を再度チェックしてみましょう。物価高が続く今だからこそ、満期ごとに最新の情報へアップデートするひと手間が、家計の助けになるでしょう。







